「海上の悲劇」のあらすじ、登場人物とキャスト、感想です。ポワロとヘイスティングス大尉のクルーズ中に乗客の女性が殺されるエピソードです。
項目 | 内容 |
---|---|
シーズン | 1 |
エピソード | 7 |
長さ | 52分 |
放送日(英国) | 1989年2月19日(日) |
放送日(日本) | 1990年3月3日(土) |
原作者 | アガサ・クリスティー |
あらすじ
ネタバレ注意
ポワロとヘイスティングスは地中海のクルーズ旅行を楽しんでいた。ところが、アレキサンドリア港に寄港した直後、船客のクラパトン夫人が船室で死体となって発見される。
クラパトン夫人を殺害したのは、夫のジョン・クラパトン大佐だった。クラパトン大佐は上陸する前に夫人を殺しており、大佐がドア越しに夫人に話し掛けたとき、すでに夫人は死んでいた。夫人の声らしきものは、実は大佐の腹話術と声真似だった。琥珀のネックレスを置いたのは犯人で、あえて証拠を残していた。なお、夫人の部屋で盗みを働いたのは船員だった。
登場人物
事件関係者は以下の通りです。ポワロ、ヘイスティングス大尉は省いております。
名前 | キャスト | 説明 |
---|---|---|
クラパトン夫人 Mrs Clapperton |
シーラ・アレン Sheila Allen |
被害者 気難しい女性 |
ジョン・クラパトン Colonel John Clapperton |
ジョン・ノーミントン John Normington |
大佐。被害者の夫 気の毒な旦那 |
エリー・ヘンダーソン Ellie Henderson |
アン・ファーバンク Ann Firbank |
女性客 |
フォーブス将軍 General Forbes |
ロジャー・ヒューム Roger Hume |
将軍 運動好き |
キティ・ムーニー Kitty Mooney |
メリッサ・グリーンウッド Melissa Greenwood |
若い女性客 クレーン射撃の女性A |
パメラ・クレガン Pamela Cregan |
ビクトリア・ハステッド Victoria Hasted |
若い女性客 クレーン射撃の女性B |
トリヴァー Mr Tolliver |
ジェフリー・ビーバーズ Geoffrey Beevers |
ブリッジの夫婦 |
トリバー夫人 Mrs Tolliver |
キャロライン・ジョン Caroline John |
ブリッジの夫婦 |
ラッセル Mr Russell |
ジェームズ・オタウェイ James Ottaway |
老人の船客 |
ネリー・モーガン Nelly Morgan |
ドロシー・フィリップス Dorothea Phillips |
女性客 歌手 |
エミリー・モーガン Emily Morgan |
シェリ・シェプストン Sheri Shepstone |
女性客 ピアノ演奏 |
イズミネ Ismene |
ルイーザ・ジェーンズ Louisa Janes |
モーガンの姪 幼い女の子 |
ファウラー船長 Captain Fowler |
ベン・アリス Ben Aris |
ポワロらが乗る船の船長 |
スキナー Skinner |
コリン・ヒギンズ Colin Higgins |
船員 眼帯の男 |
感想
謎解きでポワロが変になるのは、これが最初で最後です。正真正銘変になったわけではなく、そういう演出だったわけですが、こういう演出も最初で最後です。ポワロは単独で推理を披露することが多いので、今回のエピソードの女の子のように、謎解きに協力者が登場するのは稀だったりします。
犯人が仕掛けたのは、腹話術と声真似を使ったアリバイトリックでした。登場人物が多く、その分、容疑者も増えていますが、誰がいつ何をしていたかというのがだいぶ省略されているので、トリックのありがたみがわかりにくくなっています。とはいえ、腹話術というオチで長編というのは、なかなか勇気がいる気がします。
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