「なぞの盗難事件」のあらすじ、登場人物とキャスト、感想です。ドイツのスパイと噂される女性がメイフィールド邸に招待され、邸宅内にあった極秘の設計図が盗まれるエピソードです。
項目 | 内容 |
---|---|
シーズン | 1 |
エピソード | 8 |
長さ | 52分 |
放送日(英国) | 1989年2月26日(日) |
放送日(日本) | 1990年3月10日(土) |
原作者 | アガサ・クリスティー |
あらすじ
ネタバレ注意
メイフィールド夫人に依頼されポワロは、ドイツの女スパイが招かれたメイフィールド邸で過ごすことになる。ところが、邸宅内にあった極秘の設計書が紛失してしまう。すぐにスパイと噂の女が疑われるが、設計書はどこからも発見されなかった。
設計書を盗んだのはメイフィールド氏だった。メイフィールドは敵対する日本に兵器を輸出しており、その証拠となる書類を取り返すために、設計書を使おうとしていた。盗難騒動を起こしたのは、設計図が盗まれたと認識させるためで、実際は紛失していなかった。
登場人物
事件関係者は以下の通りです。ポワロ、ヘイスティングス大尉、ジャップ警部、ミス・レモンは省いております。
名前 | キャスト | 説明 |
---|---|---|
メイフィールド夫人 Lady Mayfield |
シアラン・マッデン Ciaran Madden |
依頼人 社長夫人 |
トミー・メイフィールド Tommy Mayfield |
ジョン・ストライド John Stride |
依頼人の夫 メイフィールド社の社長 |
バンダリン Mrs. Vanderlyn |
カルメン・デュ・ソートイ Carmen Du Sautoy |
スパイと噂の女性 |
ジョージ・キャリントン卿 Sir George Carrington |
ジョニー・カーソン John Carson |
国防大臣 |
キャリントン夫人 Lady Carrington |
フィリダ・ロー Phyllida Law |
ジョージの妻 |
レジー・キャリントン Reggie Carrington |
ガイ・スキャントベリー Guy Scantlebury |
キャリントン夫妻の息子 |
カーライル Carlile |
アルバート・ウェリング Albert Welling |
メイフィールドの秘書 |
感想
ヘイスティングス大尉が泊まった宿で、運悪く(!?)ジャップ警部と相部屋になっています。ベッドが一つしかないということなので、ヘイスティングスとジャップは同じベッドで寝たということになります。あまり、想像したくない光景です…。
スパイの噂がある人物を招いて盗難騒ぎを起こし、ほんとうに盗難があったようにみせるというトリックでした。主謀者のメイフィールド氏は当初の企みに失敗したようにみえましたが、それは演技だったようです。スパイを出し抜こうとしてまんまと騙された人物を演じていたわけで、実際はドイツに武器輸出という弱みを握られ脅されていました。バンダリン夫人は確かにドイツのスパイで、夫人がいわば実動役でした。なお、物語の舞台となる1930年代のイギリスはドイツ及び日本と対立関係にありました。
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