no murder, yes life
ミス・マープル推理ドラマ

殺人は容易だ|ミス・マープル14【あらすじ・ネタバレ解説】

4.0
この記事は約7分で読めます。
記事内に広告が表示されます

「殺人は容易だ」のあらすじと真相、原作小説との違い、考察、感想などをまとめています。ドラマ版ミス・マープルシリーズの第14話(S4E2)です。マープルが列車内で偶然知り合った女性が死んでしまい、知人として葬儀に参列することになります。

スポンサーリンク

あらすじ

ミス・マープルは列車の中でラビニア・ピンカートンという老婦人と知り合う。ラビニアは自分が暮らす村で起きた死亡事件に疑惑を抱いており、スコットランドヤードへと向かう途中だった。そんなラビニアがマープルと別れた直後にロンドン駅のエスカレーターから転落して死亡してしまう。ミス・マープルはラビニアの知人として葬儀に出向き、元刑事のルーク・フィッツウィリアムと共に事件を調査することになる。

登場人物とキャスト

主な登場人物とキャストをまとめます。

名前 キャスト 説明
ミス・マープル
Miss Marple
ジュリア・マッケンジー
Julia McKenzie
老婦人の名探偵
ラビニアの知人
ルーク・フィッツウィリアム
Luke Fitzwilliam
ベネディクト・カンバーバッチ
Benedict Cumberbatch
元刑事
ラヴィニア・ピンカートン
Lavinia Pinkerton
シルヴィア・シムズ
Sylvia Syms
エスカレーターで転落死した女性
死亡事件について疑っていた
ブリジット・コンウェイ
Bridget Conway
マーゴ・スティリー
Margo Stilley
アメリカ人
村にやってきた若い女性
ホノリア・ウェインフリート
Honoria Waynflete
シャーリー・ヘンダーソン
Shirley Henderson
村で暮らす女性
知的障害を持つレナードという弟がいた
エイミー・ギブス
Amy Gibbs
リンゼイ・マーシャル
Lyndsey Marshal
ホノリアの同居人
咳をしている女性
ヒュー・ホーントン
Hugh Horton
デヴィッド・ヘイグ
David Haig
少佐
政治家
リディア・ホーントン
Lydia Horton
アンナ・チャンセラー
Anna Chancellor
少佐の妻
ジェームズ・アボット
James Abbot
ヒューゴ・スピアー
Hugo Speer
少佐の支持者
ジェファーソン・トーマス
Geoffrey Thomas
ジェームズ・ランス
James Lance
医師。愛称はジェフ
少佐とは異なる党の支持者
エドワード・ハンブルビー
Edward Humbleby
ティム・ブルック=テイラー
Tim Brooke-Taylor
医師
発作を起こし亡くなる
ジェシー・ハンブルビー
Jessie Humbleby
ジェマ・レッドグレイヴ
Jemma Redgrave
エドワードの妻
ローズ・ハンブルビー
Rose Humbleby
カミラ・アーフウェドソン
Camilla Arfwedson
ハンブルビー夫妻の娘
トーマス医師の恋人
ヘンリー・ウェイク
Henry Wake
スティーヴ・ペンバートン
Steve Pemberton
牧師
テレンス・リード
Terence Reed
ラッセル・トーヴィー
Russell Tovey
巡査

事件概要

ラビニア・ピンカートンがエスカレーターから転落死する前に、既に二人の人物が亡くなっています。その後も死亡事故は続き、まとめると以下のようになります。

  1. フローリー・ギブズという女性が毒キノコを間違えて食し死亡する
  2. ミンチン牧師が蜂の世話をしている最中に、殺虫剤を吸い込んでしまい死亡する
  3. ピンカートンがエスカレーターから転落し死亡する
  4. ハンブルビー医師がピンカートンの葬儀直後に発作を起こし死亡する
  5. エイミーが咳止めの薬と染料を間違えて飲んで死亡する
  6. ホーントン少佐のスキャンダルが発覚し、妻であるリディア・ホーントンが自殺する

いずれも、事故死、病死、自殺と判断されています。しかし、牧師が使っていたと思しきマスクに穴が開いていた点など、殺人を疑う余地はあるようでした。なお、6件の事件以外にも村ではホノリア・ウェインフリートの弟であるレナードが川辺で滑って死亡するという事故が起きています。

明らかに何かを隠しているのはアメリカから来たブリジットという女性ですが、その正体は不明です。判明しているのは、養子だったことや首に痣があることなどです。

その他、過去に中絶したらしい人物がいること、毒物について書いた本が行方不明になっていること、知的障害者だったレナードの死に少佐が関与していたことなどが明らかになっていますが、事件とのつながりは不明です。

スポンサーリンク

ネタバレ

6件の事件は全てホノリア・ウェインフリートによる殺人です。そして、弟のレナードもホノリアが殺していました。死んだ村人達は全員がホノリアの過去を知っており、過去を隠し通すために、ホノリアは殺人を重ねていくことになります。

レナードが死ぬ前の日、ホノリアはレナードによってレイプされていました。同じ行為が繰り返されることを恐れたホノリアは川辺でレナードを突き落とし殺害しました。

レナードの死はホノリアによる他殺でしたが、酒を飲ませたために死んだと勘違いしたホーントン少佐がレナードの死を事故死にみせようと画策しました。その結果、レナードは事故死と断定されることになります。

その後、ホノリアの妊娠が発覚します。医師らに中絶の相談をしたホノリアでしたが、最終的には子供を産みます。その子供がブリジット・コンウェイで、ホノリアとブリジットは親子でした。ブリジットの登場と殺人が重なったのは、自身の出自について探っていたブリジットに真相が伝わるのを防ぐために、ホノリアが犯行に及んだからでした。

それぞれの犯行に関する手口や詳しい動機は以下の通りです。

  1. フローリー・ギブズがキッチンから離れた隙に毒キノコを混入。犯人はフローリーから中絶用の薬を受け取っていた
  2. マスクに穴を開け牧師を殺害。犯人は牧師に妊娠を打ち明けていた
  3. エスカレーターで突き落としてピンカートンを殺害。ピンカートンは殺人を疑い警察に相談しようとしていた
  4. 犬の耳についた膿を傷口につけて医師を殺害。傷口をつくるため、あえて食器を割っていた。犯人は医師に中絶の相談をしていた
  5. 梯子を使って部屋に侵入し咳止めの薬と染料をすり替えエイミーを殺害。エイミー・ギブスはジェームズ・アボットの子供を妊娠しており、中絶のため、“ヘンリーおじさん”という中絶用の薬を手に入れようとしていた。犯人の妊娠について知っていたエイミーは(フローリーから聞いたと考えられる)、薬を手に入れるため、犯人を脅していた
  6. リディア・ホーントンに薬物を注射し殺害。リディアはブリジットを拾っており、首の痣のことを知っていた

その他、ヒュー少佐とジェシー・ハンブルビーは不倫関係にあったという事実も最後に明らかになっています。

結末

事件解決後、ルークはブリジットとキスをしようとしますが、またしてもかわされてしまいます。いつ会えるのか?というルークの問いに、ブリジットは手紙で“Soon”と答えます。

スポンサーリンク

原作とドラマの違い

原作小説にミス・マープルは登場しません。事件に関しては被害者や動機など、異なる部分が多く、ドラマと原作はだいぶ異なった物語になっています。

  • 原作はルークが主人公で、彼が列車の中でピンカートンと知り合う
  • 原作ではブリジットがルークの捜査に協力する
  • ブリジットがホノリアの子供というのはドラマオリジナルの設定
  • ドラマに登場したホノリアの弟レナードは原作には登場せず、レナードに関する内容はドラマオリジナルといえる

感想

犯人が殺しまくっています。過去の事件も含めると七件です。殺人鬼が主人公などの作品であれば、通常の数かもしれませんが、本格ミステリーとしてはトップクラスで多いと思います。

考察

多くの殺人事件が起きています。それぞれの犯行については、それほど詳細に描かれていませんでした。その理由は“殺人は容易だ”というタイトルに込められているように思えます。

まとめ

 ミス・マープル「殺人は容易だ」について、あらすじ、真相、ドラマと原作の違い、感想などをご紹介しました。

犯人

  • ホノリア・ウェインフリート
    Honoria Waynflete
    面倒をみていた知的障害者の弟にレイプされてしまい子供を身ごもってしまう。凌辱の日々が続くことを恐れた犯人は弟を殺害するが、運よく、事故と判断されることになる。

コメント

タイトルとURLをコピーしました