「24羽の黒つぐみ」のあらすじ、登場人物とキャスト、感想です。レストランの常連客が奇妙な注文をし、その後死体となって発見されるエピソードです。
項目 | 内容 |
---|---|
シーズン | 1 |
エピソード | 4 |
長さ | 52分 |
放送日(英国) | 1989年1月29日(日) |
放送日(日本) | 1990年2月3日(土) |
原作者 | アガサ・クリスティー |
あらすじ
ネタバレ注意
ガスコインという老人がレストランで嫌いなメニューを注文し、その後、死体となって発見される。事故死と判断されるが、ポワロは他殺を疑い独自に調査を始める。
ガスコインは甥のジョージ・ロリマーによって殺害されていた。レストランでいつもと違う注文をしたのはロリマーが変装した姿であり、本人ではなかった。ロリマーは練習のために、予めレストランを訪れており、これが老人がいつもと違う曜日に姿を現した理由だった。死亡推定時刻の根拠となった手紙は15が16に書き換えられており、実際は15日の手紙である。
登場人物
事件関係者は以下の通りです。レギュラーの登場人物といえるポワロ、ヘイスティングス大尉、ミス・レモン、ジャップ警部は省いております。
名前 | キャスト | 説明 |
---|---|---|
モリー Molly |
シェリル・ホール Cheryl Hall |
ウェイトレス |
ヘンリー・ガスコイン Henry Gascoigne |
– | 画家。被害者 |
ジョージ・ロリマー George Lorrimer |
リチャード・ハワード Richard Howard |
被害者の甥 |
ハリー・クラーク Harry Clarke |
ジェフリー・ラーダー Geoffrey Larder |
ロリマーの助手 |
トミー・ピナー Tommy Pinner |
トニー・エイトケン Tony Aitken |
コメディアン |
アンソニー・ガスコイン Anthony Gascoigne |
– | 被害者の双子の兄弟 |
ヒル Mrs. Hill |
ヒラリー・メイソン Hilary Mason |
アンソニーのメイド |
ダルシー・ラング Dulcie Lang |
ホリー・デ・ジョン Holly de Jong |
絵のモデル |
メイキンソン Makinson |
クリフォード・ローズ Clifford Rose |
美術商 |
アイリーン・マレン Irene Mullen |
マージー・ローレンス Marjie Lawrence |
死体の第一発見者 ポワロの事情聴取を受ける |
感想
5を6に書き換えるというトリックが登場します。1を4や3を8などなど、いろいろなパターンがありそうです。文字を書いていて間違えたときに、なんとか修正できないかと考えた経験がアイデアにつながっているのではないかと思ったりします。
ドラマ第1話の『コックを捜せ』同様、状況証拠から物語は始まります。よくあるパターンは、死体が発見され、他殺か事故死か判断できないので詳しく調査した結果、被害者はレストランで奇妙な行動をとっていたことが判明する、というような流れです。変装を見破るきっかけや根拠として登場するいつもと違った行動というのは全く珍しくないですが、このエピソードのように描かれると、とても謎めいてみえたりします。
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