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ホームズ

まだらの紐|ホームズ【あらすじ・ネタバレ解説・感想】

4.0
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 まだらの紐は、ある有名なトリックが登場する作品で、“まだらの紐”という言葉が重要なキーワードとなります。この記事では、物語の簡単なあらすじ、原作小説とグラナダ版ドラマの詳しいストーリー、原作とドラマの違い、作品の感想などをまとめています。

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あらすじ

 「まだらの紐」のあらすじをタイムラインで簡単にまとめます。このエピソードは221Bに依頼人が現れ、事件について語るというお馴染みのストーリーになっています。

ハイライト
  • 発端
    ヘレン・ストーナーがホームズを訪ねる
    ヘレンが妹の死について語る
    妹は“まだらの紐”というダイイング・メッセージを残して死亡した
  • 展開
    ホームズ達がヘレンの屋敷を調べる
  • 結末
    ホームズとワトスンが張り込みをする
    “まだらの紐”の意味が明かされ…

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小説

 原作は1892年に発表されました。この作品を収録した短編集「シャーロック・ホームズの冒険」が発行されたのも、同じ1892年です。

The Adventure of the Speckled Band
項目 内容
作者 コナン・ドイル
発表 1892年2月発表(ストランド)
発表順 10作品目(60作中)
発生時期 1883年4月6日
発生順 4件目(60作中)

ストーリー

グラナダ版ドラマも同じストーリーです。

 おびえた若い女性がホームズを訪ねてくる。彼女の名前はヘレン・ストーナー。ヘレンによれば、双子の妹のジュリアが結婚の前に亡くなったという。ジュリアは、死に際に“まだらの紐”という謎めいた言葉を残し息絶えた。亡くなる数日前、彼女は夜中に響く、シューという奇妙な音に悩まされている様子だった。

 妹のジュリアが亡くなってから幾日が過ぎ、今度はヘレンが結婚することとなった。すると、屋敷の改築工事が決まり、ヘレンは死んだジュリアの寝室で寝るしかない状況に追い込まれてしまう。心配したホームズは、ワトソンと共に、すぐにストック・モランへと向かう。

 移動中、ホームズはワトソンに、ジュリアの義理の父であるロイロットについて語る。ロイロットは、ジュリアが結婚するまでの間、彼女の財産を支配できるらしかった。屋敷に到着したホームズは、かつてジュリアの寝室だった部屋を調べ、隣のロイロットの寝室と通じる小さな換気孔があること、ベルのロープがダミーであることに気付く。そして、さらなる調査のため、ロイロットが部屋に戻るまでの間、ホームズとワトソンは庭で待ち伏せすることを決める。ロイロットが部屋へ入った後、ヘレンの合図で、ジュリアの寝室に入ったホームズ達は、そこで待ち伏せすることになる。

ネタバレ

すると、あの不気味なシューッという音が聞こえた。ジュリアやヘレンが耳にした音に違いない。

ホームズが棒でそれを退治すると、怒ったそれは飼い主の下に引き返していった。それは蛇だった。ロイロットは娘が結婚すると収入を失うため、娘を殺したのだった。ロイロットが凶器に使ったのは毒蛇で、口笛を吹くと戻ってくるように訓練していた。操られた蛇は換気孔を通り、ベルのロープに沿ってベッドに潜りこみ、ジュリアを殺した。ヘレンも殺そうとしたが、ホームズに阻止され、逆に毒蛇にかまれて死んでしまうのだった。

蛇の種類

 凶器となった蛇の種類はインド四大毒蛇のラッセルクサリヘビだと言われています。作中では“褐色の斑ぶちがついた黄色い妙なひも状のもの”と表現されています。

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原作とドラマの違い

 ドラマと原作はほぼ同じ内容です。ただし、細かな違いはあります。例えば、原作では、依頼人のヘレンとジュリアは双子ですが、ドラマでは二歳離れた姉妹となっています。

ドラマ

 グラナダ版ドラマは、1984年5月29日に放送されました。シーズン1の第6話(52分)です。

The Speckled Band
項目 内容
シーズン 1
話数 6
放送順 6
放送日(英) 1984年5月29日(火)
出演者 キャスト一覧

ストーリー

原作と同じストーリです。

 早朝、ヘレン・ストーナーという若い女性が221Bを訪れ、ホームズに助けを求める。ヘレンは怯えていた。妹のジュリアが、結婚の少し前に死んだという。妹は死の間際に「まだらのバンド」と口にし、死亡した。原因はわからなかったという。ジュリアは、亡くなる数日前、夜中にシューという奇妙な音がすると訴えていた。妹の死後、次はヘレンが結婚することになったのだが、突如、屋敷の改築工事が始まり、ヘレンはジュリアの寝室で寝ることになる。

 心配したホームズは、ワトソンとヘレンの屋敷へと急ぐ。どうやら、姉妹の母親は、彼女達が子供の頃に亡くなっており、その財産はロイロット博士が管理しているようだった。しかし、姉妹が結婚すると、半分ずつ娘達に相続されるという条件らしかった。な継父ロイロットはインディアンの使用人を殴り殺したことで投獄され、その後、イギリスに戻ってきたという非社交的かつ暴力的な人物で、屋敷ではチーターなどを飼っていた。

ネタバレ

ジュリアの寝室を調べたホームズ達は、しばらくの間張り込みをし、あのシューッという音を耳する。ホームズが棒で追い払い、怒ったそいつは通気孔を通って引き返していった。そして、飼い主であるロイロットに咬みつき、毒殺するのだった。

ロイロットは、自身が管理する財産を失わないようにするため、ジュリアを殺した。そして、結婚が決まったヘレンも殺害しようとした。凶器は毒蛇で、蛇は通気孔を通って寝室に侵入し、ベルのロープにつたってベッドに降りていた。どうやらロイロットは口笛で合図して、蛇を操っていたようだった。

感想

妹が死に際に放った「まだらの紐」という言葉がダイイングメッセージになっています。まだらの紐は、蛇のことでした。この作品を知ってから、蛇のことをまだらの紐と呼ぶようにするという変な習慣ができたきがします。声に出して言うと、ただのネタバレなので、口にするときは相手を選ぶ必要があります。そもそも、わかってくれそうな人が少ない気がします(ミス研とかなら別ですが)。

ホームズが221Bでロイロットに持ち上げられているシーンは、ドラマ一番の名シーンとも言えそうです。全体的に真面目でクールなドラマなので、こういったシーンがとても印象に残る気がします。

考察

密室の寝室で、凶器として蛇が使われ被害者は死亡しました。その被害者がダイイング・メッセージを残します。メッセージの真意はわからず、さらに口笛という奇妙な出来事も加わり、謎は深まります。医師の検死によって、蛇の咬み跡もしくは炎症などが見つかりそうではありますが、そういった痕跡はなかったようです。さらに、英国では未知の生物・毒物だったため、毒殺であることがわらかなったと考えられます。

毒蛇に咬まれて(蛇咬傷;へびこうしょう)で亡くなる方は、今も多いようです。強力な毒をもつ蛇もいるようですが、この事件に登場したインド蛇は架空の生き物です。

まとめ

 シャーロック・ホームズの「まだらの紐」について、原作とドラマのあらすじとネタバレ、感想などをご紹介しました。

登場人物

登場人物をネタバレありで簡単にまとめます。原作およびドラマに共通する内容で一覧にしています。

名前 説明
シャーロック・ホームズ
Sherlock Holmes
諮問探偵
“まだらの紐”と呼ばれた蛇を追い払う
ジョン・ワトスン
John Watson
医師
ホームズとともに張り込みをする
ロイロット博士
Dr Grimesby Roylott
ヘレンの継父
遺産を手に入れるため蛇でジュリアを殺害しヘレンも殺そうとした
ヘレン・ストーナー
Helen Stoner
依頼人
結婚が迫り継父に殺害されそうになる
ジュリア・ストーナー
Julia Stoner
ヘレンの妹
ロイロットによって殺害されてしまう

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