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推理小説

霊媒探偵城塚翡翠シリーズの読む順番【相沢沙呼mediumシリーズ】

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 「霊媒探偵 城塚翡翠(じょうづか・ひすい)」は相沢沙呼(あいざわ・さこ)氏による推理小説です。シリーズ化しており、これまでに3作品が刊行されています。この記事では、シリーズ作品の読む順番、あらすじ、読者の感想、ドラマ化されたエピソードなどをご紹介しています。

順番

城塚翡翠シリーズは現在、3つの作品が発売されています。2作目、3作目に1作目のネタバレがあるため、必ず1作目の「medium 霊媒探偵 城塚翡翠」から読むことをオススメします。1作目のメディウムは2020年の「このミステリーがすごい!」で1位にランクインした作品でもあります。

順番 タイトル あらすじ
1 medium
霊媒探偵 城塚翡翠
あらすじ
2 invert
城塚翡翠 倒叙集
あらすじ
3 invertII
覗き窓の死角 城塚翡翠
あらすじ

medium

1作目:medium(メディウム)霊媒探偵 城塚翡翠

五冠を達成!驚異的かつ興奮に満ちた傑作!城塚翡翠と香月史郎が霊媒と論理を融合させて真実を解き明かす。世間を騒がせる連続殺人に立ち向かう二人だが、証拠は一切残されておらず、真犯人に迫ることができるのは、もはや翡翠の霊媒だけだった――。

気になった小説の口コミをご紹介します。

翡翠ちゃんが可愛い。表紙のお顔はもちろんですが、JKと連絡先を交換してはしゃいでいるところとか、遊園地の半券とか、可愛らしいところがたくさんでした。

最後は予想以上の展開で、ほんとに大どんでん返しでした!久しぶりのミステリーだったけど、さくさく読めましたね。違うミステリーも読んでみたくなりました。それにしても、翡翠ちゃんのような驚かれるくらいの絶世の美女になりたいわ(笑)

霊媒師・城塚翡翠の能力と、推理作家・香月史郎の推理力で事件を解決していく。霊媒で犯人が分かってしまうと、そこに至るまでの推理は、こじつけ感があるなーと思っていたのだけど……。

漫画

mediumは漫画化もされています。

大学の後輩である倉持結花に頼まれ、推理作家の香月史郎は霊媒・城塚翡翠を訪ねる。史郎は翡翠の人形のように整った顔と綺麗な肌に引き込まれる。しかしその後、史郎は街で男たちに絡まれている翡翠を目撃する。怒りに震え、狼狽している彼女の様子は以前とはまったく異なる印象を与えるのだった…。
翡翠が霊媒で犯人を特定し、史郎が論理で「証拠」を提示する。数々の難事件に立ち向かう二人だが、連続殺人の犯人が翡翠のもとに迫る…。

invert

2作目:invert(インバート)城塚翡翠 倒叙集

緻密な犯罪計画によって実行された殺人事件。事件は事故として処理されるはずだった。犯人たちの前に、死者の声を聴く美女・城塚翡翠が現れる。問題ない。霊能力で捕まるはずがない。しかし……。ITエンジニア、小学校の教師、そして人を殺すことをためらわない犯罪界のナポレオン。翡翠の洞察力をかいくぐり、彼らは逃れることができるのか?

気になった小説の口コミをご紹介します。

前作mediumで読者をあっと言わせ過ぎたので、続編は少し心配だったが、これはこれで面白かった。

倒叙ミステリの今作。前作ほどのインパクトは無いけど、キャラ設定や論理を積み重ねていく話術が面白い。

ITエンジニアvs翡翠ちゃん、小学校教諭vs翡翠ちゃん、元刑事の探偵vs翡翠ちゃん。完全犯罪を成し遂げたと自信満々であった犯人達も、翡翠ちゃんにかかれば小物なのさ。

invertII

2作目:invertII(インバート2) 覗き窓の死角 城塚翡翠

山荘に忍び込む若き犯罪者。翡翠をアリバイの証人に仕立て上げる写真家。犯人たちが仕掛けた精巧なトリックに対抗するのは、全てを見抜く城塚翡翠。しかし、彼女には挑戦的な表情とともに涙が滲んでいた。その理由とは?

気になった小説の口コミをご紹介します。

城塚翡翠シリーズ第3弾。やっぱり面白かった。ドラマを見てたので、千和崎や翡翠の掛け合いが想像しやすかったかな。

今回も倒叙モノの推理小説で、探偵が犯人を追い詰める様が楽しめる。収録されている作品は2編。1つ目はリアリティは薄いかもしれないけど、結末も含めて面白かった。2つ目は、友達のいない翡翠に友達ができて……というお話。

全てがフェアプレイで読者に真っ向勝負を挑む「覗き窓(ファインダー)の死角」は読み応え十分。久しぶりに脳内推理を繰り広げてみたのだけど、完全には解ききれなかった。

ドラマ

「霊媒探偵・城塚翡翠」は2022年10月に、清原果耶さん、小芝風花さん出演でドラマ化されました。1作目のmedium、2作目のinvert、3作目のinvert2がドラマ化されていますが、invert2の「覗き窓の死角」だけはドラマ化されていません。

若干ややこしいですが、ドラマのタイトルは「霊媒探偵・城塚翡翠」と「invert 城塚翡翠 倒叙集」の2種類あります。最初に放送されたのは、原作小説のmediumをドラマ化した「霊媒探偵・城塚翡翠」で、全5話です。その後、放送されたのが、invertやinvert2をドラマ化した「invert 城塚翡翠 倒叙集」となっています。ドラマinvertのエピソードは以下の通りです。

タイトル 原作収録 ドラマ
雲上の晴れ間 invert invert #01
泡沫の審判 invert invert #02
信用ならない目撃者 invert invert #04-05
生者の言伝 invert2 invert #03
覗き窓の死角 invert2 ドラマ化されていない

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