「砂に書かれた三角形」のあらすじ、登場人物とキャスト、感想です。ポワロがロードス島を訪れ二組の夫婦をみかけます。
項目 | 内容 |
---|---|
シーズン | 1 |
エピソード | 6 |
長さ | 52分 |
放送日(英国) | 1989年2月12日(日) |
放送日(日本) | 1990年2月24日(土) |
原作者 | アガサ・クリスティー |
あらすじ
ネタバレ注意
ロードス島のホテルでバレンタイン・チャントリーという女性が毒殺される。バレンタインに惚れていたダグラス・ゴールドのポケットから毒物が発見され、ダグラスが捕まることになる。ダグラスはバレンタインの夫であるトニー・チャントリーを殺害しようとしたが、毒殺に失敗し誤ってバレンタインを殺してしまったようだった。
バレンタインを殺害したのは真っ先に逮捕されたダグラスではなく、トニー・チャントリーとマージョリー・ゴールド(被害者の夫と容疑者の妻)でした。トニーとマージョリーは以前から不倫しており、邪魔な配偶者を始末するため、バレンタインを毒殺し、その罪をダグラスになすりつけようとしています。
登場人物
事件関係者は以下の通りです。このエピソードにヘイスティングス大尉、ミス・レモン、ジャップ警部などは登場しません。
名前 | キャスト | 説明 |
---|---|---|
パメラ・ライル Pamela Lyall |
フランシズ・ロー Frances Low |
休暇中の女性 ポワロの助手のような存在 |
バーンズ少佐 Major Barnes |
ティモシー・カイトリー Timothy Kightley |
釣り人 |
バレンタイン・チャントリー Valentine Chantry |
アニー・ランバート Annie Lambert |
被害者 |
チャントリー中佐 Commander Chantry |
ジョン・カートライト Jon Cartwright |
被害者の夫 |
ダグラス・ゴールド Douglas Gold |
ピーター・セッテレン Peter Settelen |
容疑者 |
マージョリー・ゴールド Marjorie Gold |
アンジェラ・ダウン Angela Down |
容疑者の妻 |
スケルトン Skelton |
アンソニー・ベンソン Anthony Benson |
監察医 |
感想
二人が出会って恋に落ちたのは、偶然でも、もちろん運命でもなく、犯人達の罠だったということになります。恐ろしいです。なにも殺さなくてもよかったのではないかと思いますが、カトリック教徒という事情により、離婚という選択肢はなく、死別、すなわち殺人しか道はなかったわけです。結ばれるために他の手段がなかったとはいえ、鳴かぬなら殺してしまえ…、というような発想はやはり恐ろしいです。
Wデートみたいな雰囲気になって、公然と不倫が始まります。最初から答えが目の前にあるような状況でしたが、犯人達の不倫を知って驚かされます。W不倫(というよりはクロス不倫)というふしだら極まりない男女関係も面白いですが、ずっとそこにあった伏線というのもまた、この作品の魅力でもあると思います。
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