ドラマ版ガリレオの全エピソードトリックです。シーズン1、シーズン2、スペシャルドラマ(スピンオフドラマ)のトリックをネタバレ全開で簡潔にまとめています。あらすじや解説など、詳細は各エピソードの紹介記事に記載しています。ガリレオシリーズは「愚弄ぶ」を除いた全てのエピソードに東野圭吾氏原作の小説があります。しかし、原作とドラマの内容はトリックを含め異なる場合が多いです。
スペシャルドラマ1
エピソード0にあたるこの作品は「燃える」の3年前の出来事です。
操縦る(あやつる)
くの字の形状の金属片を爆発で吹き飛ばし、被害者を殺害。爆発の熱で融解した金属片は、飛翔中に、空気の抵抗を受けてナイフ状になっていた。そのため、被害者はナイフで刺されたようにみえた。
シーズン1
シーズン1は内海薫(柴咲コウ)がヒロインのシリーズです。
燃える
炭酸ガスレーザーで整髪料をつけた若者の頭に火をつける。
離脱る(ぬける)
殺人の容疑者となった男性の車を蜃気楼で目撃する。

騒霊ぐ(さわぐ)
死体を床下に埋めたところ、共振によって地下の排水管を流れる工場排水の振動が増幅され、ポルターガイスト現象が発生。

壊死る(くさる)
水中に強力な超音波を発生させることで、被害者を心臓発作で殺害する。
絞殺る(しめる)
他殺だと考えられていた事件は、実はアーチェリーの弓を使った自殺で、弦を焼き切った際に火の玉が生じた。
夢想る(ゆめみる)
オブラートに書いたメッセージを水瓶の中に浮かべ不法侵入へと導いた。黒幕は母親で、不倫を隠すために犯行に及んでいた。
予知る(しる)
狂言自殺だったがER流体という特殊な流体を使うことでハンガーラックが下がらないように工夫していた。事件の黒幕は、実は妻。
霊視る(みえる)
被害者の妹が目撃したのは犯人だった。妹は、犯人が黄色いコートを着ていたため姉だと勘違いした。実は犯人こそがストーカーだった。
爆ぜる
営業の男を殺したのはデスマスクを残した研究員で、研究員を殺したのは秘書だった。この秘書は自殺する。デスマスクは落雷による爆発成形で生じたものであり、湖の爆発には新素材のスーパーナックが使われた。

スピンオフドラマ
内海薫のスピンオフドラマです。科学的なトリックは登場しません。
愚弄ぶ(もてあそぶ)
容疑者はやってもいない殺人を自白していた。その目的は傷害事件の汚名を晴らすためだった。殺人の真犯人は警察署長とベテラン刑事だった。署長はある事件で、容疑者に自白を強要していた。
シーズン2
内海薫の後任、岸谷美砂がガリレオの助手となります。シーズン1とは異なり、科学的なトリックがやや少なくなります。
幻惑す(まどわす)
心の浄化、および、送念の正体は電子レンジと同じマイクロ波だった。強力なマイクロ波を浴びた被害者は、その場から逃げようとして窓から転落した。
指標す(しめす)
水晶を持った女子高生は、犯人が犬を捨てるところを目撃していた。犯人はパン屋の主人。
心聴る(きこえる)
犯人はシステムエンジニアの男性。音波(空気の振動)ではなく電磁波(電場もしくは磁場の振動)で女性の声を社長や社員に送っていた。女性社員が悩まされていたノイズは、犯人の愛の告白をノイズ化したものだった。
曲球る(まがる)
火災の原因は違法に改造された無線によるストーブの誤作動だった。つまり、被害者は事故死。被害者は浮気していると思われていたが、実際は、香港野球について話を聞いているだけだった。
念波る(おくる)
双子のテレパシーの謎は解明されない。湯川は犯人をあぶりだすため、脳内のイメージを映像化できる装置があると嘘をつき、真犯人を罠にはめる。
密室る(とじる)
ホログラムを使って窓が施錠されていると信じさせ、被害者が部屋にいるようにみせていた。このとき、既に被害者は殺されていた。
偽装う(よそおう)
遺産を相続するため、心中を第三者による殺人にみせた。
演技る(えんじる)
映り込みを使ってトリック写真を用意し、ある時刻に、被害者は現場にいなかったというアリバイを用意する。
攪乱す(みだす)
超音波で眩暈などを発生させ、転落死や踏切事故を誘発した。
聖女の救済
浄水器に毒を仕込み、被害者が浄水器を使ってコーヒーを飲むように仕向けた。事件発覚後、花に水をやるという口実を作って蛇口に残った毒物を洗い流した。
スペシャルドラマ2
2022年9月17日に放送されたスペシャルドラマです。9月16日には映画「沈黙のパレード」が公開されました。
禁断の魔術
フリーライターを殺したのは、湯川の教え子ではなく、施設建設に反対していた男だった。湯川の教え子は姉の死に直接関わった代議士を殺害するため、レールガンによる狙撃を企む。しかし、湯川に阻止される。
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