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推理小説

鮎川哲也賞のおすすめと歴代受賞作

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 鮎川哲也賞』は創元推理社が主催する公募型の新人賞です。1990年頃に始まり、現在も続いています。このページでは、受賞作の中のオススメと歴代受賞作をまとめています。

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オススメ

これまでの受賞作の中から、オススメを5つご紹介します。

体育館の殺人

 風ヶ丘高校の旧体育館で、放送部部長の少年が何者かに刺殺された。放課直後で激しい雨が降り、現場は密室状態だった!? 早めに授業が終わり現場体育館にいた唯一の人物、女子卓球部の部長の犯行だと、警察は決めてかかるが……。死体発見現場にいあわせた卓球部員・柚乃は、嫌疑をかけられた部長のために、学内随一の天才と呼ばれている裏染天馬に真相の解明を頼んだ。内緒で校内に暮らしているという、アニメオタクの駄目人間に――。しかしなぜ彼は校内に住んでいるのだろう? “平成のエラリー・クイーン”が単行本版より大幅改稿で読者に挑戦!
東京創元社

体育館の殺人
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裏染天馬シリーズ

裏染天馬シリーズ

『体育館の殺人』は裏染天馬シリーズの1作目です。

ジェリーフィッシュは凍らない

 小型飛行船で起こる、連続殺人の驚愕の真相!21世紀の『そして誰もいなくなった』と好評を博した、第26回鮎川哲也賞受賞作

 特殊技術で開発され、航空機の歴史を変えた小型飛行船〈ジェリーフィッシュ〉。その発明者のファイファー教授を中心とした技術開発メンバー6人は、新型ジェリーフィッシュの長距離航行性能の最終確認試験に臨んでいた。ところが航行試験中、閉鎖状況の艇内でメンバーの一人が死体となって発見される。さらに自動航行システムが暴走し、彼らは試験機ごと雪山に閉じ込められてしまう。脱出する術もない中、次々と犠牲者が。21世紀の『そして誰もいなくなった』登場! 第26回鮎川哲也賞受賞作にして精緻に描かれた本格ミステリ。
東京創元社

ジェリーフィッシュは凍らない
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マリア&漣シリーズ

マリア&漣シリーズ

『ジェリーフィッシュは凍らない』はマリア&漣シリーズの1作目です。

屍人荘の殺人

 神紅大学ミステリ愛好会会長であり『名探偵』の明智恭介とその助手、葉村譲は、同じ大学に通う探偵少女、剣崎比留子とともに曰くつきの映画研究部の夏合宿に参加することに。合宿初日の夜、彼らは想像だにしなかった事態に遭遇し、宿泊先の紫湛荘に立て籠りを余儀なくされる。全員が死ぬか生きるかの極限状況のもと、映研の一人が密室で惨殺死体となって発見されるが、それは連続殺人の幕開けに過ぎなかった。――たった一時間半で世界は一変した。究極の絶望の淵で、探偵たちは生き残り謎を解き明かせるのか?! 予測不可能な奇想と破格の謎解きが見事に融合する、第27回鮎川哲也賞受賞作。
東京創元社

屍人荘の殺人
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剣崎比留子シリーズ

剣崎比留子シリーズ

『屍人荘の殺人』は剣崎比留子シリーズの1作目です。

時空旅行者の砂時計

 マイスター・ホラを名乗る者の声に導かれ、2018年から1960年にタイムトラベルした加茂。瀕死の妻を救うためには、彼女の祖先である竜泉家の人々が殺害され、さらにその後土砂崩れにより一族のほとんどが亡くなった『死野の惨劇』の真相を解明し、阻止しなくてはならないのだという。惨劇が幕を開けた竜泉家の別荘で加茂に立ちはだかるのは、飾られていた絵画『キマイラ』に見立てたかのような不可能殺人の数々だった。果たして彼は、竜泉家の一族を呪いから解き放つことができるのか。今最も注目される本格ミステリの書き手が放つ、鮮烈なデビュー作! 第29回鮎川哲也賞受賞作。
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時空旅行者の砂時計
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竜泉家の一族シリーズ

竜泉家の一族シリーズ

『時空旅行者の砂時計』は竜泉家の一族シリーズの1作目です。

千年の黙

 帝ご寵愛の猫はどこへ消えた? 出産のため宮中を退出する中宮定子に同行した猫は、清少納言が牛車につないでおいたにもかかわらず、いつの間にか消え失せていた。帝を慮り左大臣藤原道長は大捜索の指令を出すが――。闇夜に襲われた中納言、消え失せた文箱の中身。縺れ合う謎に挑む紫式部を描いた第一部「上にさぶらふ御猫」。『源氏物語』が千年もの間抱え続ける謎のひとつ、幻の巻「かかやく日の宮」――この巻はなぜ消え去ったのか? 式部を通して著者が壮大な謎に挑む第二部「かかやく日の宮」。紫式部を探偵役に据え、平安の世に生きる女性たち、そして彼女たちを取り巻く謎とその解決を鮮やかに描き上げた華麗な王朝推理絵巻。
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千年の黙
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異本源氏物語 平安推理絵巻
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2024年第34回受賞作

最新の2024年度受賞作は山口未桜『禁忌の子』です。

 救急医・武田の元に搬送されてきた自身と瓜二つの溺死体。彼はなぜ死んだのか、なぜ同じ顔をしているのか。「俺たち」は誰なんだ。現役医師が描く医療×本格ミステリ

 救急医・武田の元に搬送されてきた、一体の溺死体。その身元不明の遺体「キュウキュウ十二」は、なんと武田と瓜二つであった。彼はなぜ死んだのか、そして自身との関係は何なのか、武田は旧友で医師の城崎と共に調査を始める。しかし鍵を握る人物に会おうとした矢先、相手が密室内で死体となって発見されてしまう。自らのルーツを辿った先にある、思いもよらぬ真相とは――。過去と現在が交錯する、医療×本格ミステリ!
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禁忌の子
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第34回鮎川哲也賞受賞作
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受賞作一覧

歴代受賞作の一覧表です。受賞年度、タイトル、作者、評価をまとめています。

タイトル 作者 評価 備考
1989 卍の殺人 今邑彩 第0回
1990 殺人喜劇の13人 芦辺拓 第1回
1991 不連続線 石川真介
1992 ななつのこ 加納朋子
1993 凍える島 近藤史恵
1994 化身 愛川晶
1995 狂乱廿四孝 北森鴻
1996 海賊丸漂着異聞 満坂太郎
1997 未明の悪夢 谺健二
1998 殉教カテリナ車輪 飛鳥部勝則
1999 受賞作なし
2000 受賞作なし
2001 建築屍材 門前典之
2002 写本室の迷宮 後藤均
2003 千年の黙 森谷明子
2004 密室の鎮魂歌 岸田るり子
2004 鬼に捧げる夜想曲 神津慶次朗
2005 受賞作なし
2006 ヴェサリウスの柩 麻見和史
2007 雲上都市の大冒険 山口芳宏
2008 七つの海を照らす星 七河迦南
2009 午前零時のサンドリヨン 相沢沙呼
2010 太陽が死んだ夜 月原渉
2010 ボディ・メッセージ 安萬純一
2011 眼鏡屋は消えた 山田彩人
2012 体育館の殺人 青崎有吾
2013 名探偵の証明 市川哲也
2014 ビリヤード・ハナブサへようこそ 内山純
2015 受賞作なし
2016 ジェリーフィッシュは凍らない 市川憂人
2017 屍人荘の殺人 今村昌弘
2018 探偵は教室にいない 川澄浩平
2019 時空旅行者の砂時計 方丈貴恵
2020 五色の殺人者 千田理緒
2021 受賞作なし
2022 受賞作なし
2023 帆船軍艦の殺人 岡本好貴
2024 禁忌の子 山口未桜 あらすじ

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