8話
テストケースNo.11砂田繭美(すなだ・まゆみ)。市役所勤務の公務員。拳銃を購入したため、ミハンシステムで名前が挙がっています。2年前に美容整形手術を受けていますが、整形前も美人な女性でした。神谷統一郎(かみや・とういちろう)と婚約しており、1週間後に結婚式の予定です。
このケースでは井沢と小田切がカップルを装って神谷と砂田、そして、慶徳大学の理事長を務める砂田の父親・砂田竜太郎(すなだ・りゅうたろう)と食事をしています。その他、未犯メンバー全員で式場のスタッフに変装しています。
元恋人の事件
砂田には高瀬康太(たかせ・こうた)という恋人がいましたが、高瀬は工事現場で起きた事故で亡くなっています。事故で重傷を負った高瀬は脳死状態となり、余命わずかだった神谷統一郎に心臓が移植されました。このとき手術を担当したのは都築洋平(つづき・ようへい)という外科医でした。
砂田は当時愛人関係だった都築の賄賂をリークし、都築の地位を失墜させています。その後、都築はストーカーになり、砂田に嫌がらせをしている様子です。
ネタバレ
砂田竜太郎は息子の統一郎に心臓を移植するため、都築洋平に心臓移植のドナーを手に入れるように命じていました。確かな地位を約束された都築は事故で運ばれてきた高瀬に適切な処置を施さず、脳死を誘発させています。
高瀬の恋人だった砂田は医師たちのやり取りなどから移植の件に気付きました。そして復讐のため、顔を整形して都築に近づき、賄賂の事件をリーク。さらに、竜太郎へのうらみを晴らすため、統一郎に近づいて、統一郎を殺す計画を立てていました。
砂田は高瀬が脳死と診断された日に結婚式を挙げ、幸せの絶頂ともいえる式場で統一郎を銃殺する予定でした。ところが、食事会で潜入した井沢に拳銃を発見され、事前に弾丸を抜かれていました。砂田の計画は未然に阻止された…と思いきや、新郎の統一郎が毒を飲んでその場に倒れてしまいます。
結末
統一郎は興信所をつかって砂田のことを調べており、砂田の正体を知っていました。砂田のことを本気で愛してた統一郎は砂田のために服毒し、砂田の無念を晴らそうとしていました。なお、統一郎は病院に運ばれ、一命をとりとめます。
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