Dの食卓は1995年に発売されたホラー系アドベンチャーゲームです。このページでは、あらすじや真相(ネタバレ)をまとめています。
あらすじ
1997年アメリカ・ロサンゼルス。ダウンタウンに位置するロサンゼルス総合病院において、大量殺人事件が発生する。犯人は同病院の院長で、アメリカが世界に誇る名医リクター・ハリスだった。リクターは温厚で生真面目な性格の持ち主だったが、豹変して病院の患者や医療スタッフなどを次々と射殺し、生き残った大勢の患者を人質に病院に立てこもってしまう。警察が手を出せない中、リクターの娘であるローラ・ハリス(主人公)は、大学でニュースでこの事件を聞きつけ、サンフランシスコから車で駆けつける。そして、ローラは父親の真意を確かめるため、単身病院へと侵入する。院内には無数の遺体が転がっており、凄惨な殺人現場と化していた。
ローラが病院の奥へ行こうとすると、不思議な物体が現れ、突然、古びた洋館に迷い込んでしまう。少し歩くとローラを呼ぶ声が聞こえる。空中に父の顔らしきものが浮かびあがり、すぐに帰るよう伝えられる。
それでも探索を続け、ワイン樽のようなものにハンドルをつけて回し、罠を解除した先にはドアがあった。番号が書いてある。実は二階の鍵がかかった部屋には遺体があって、その遺体は箱に手にしていた。箱にドアの番号を入力すると、指輪が手に入った。指輪を使うとドアを開くことができた、が…階段を下りていると、突然岩が転がってきて、ローラは転がる岩から逃げるため階段を駆け下りた。
寝室のような部屋を見て回る。肖像画を調べた時に出るヒントを頼りにして扉を開け、隣の部屋へ。そこは、絵画や本棚があるコレクションルームのような部屋だった。更に小部屋のようなものがあって、そこは死体だらけだ。死体が握っている金の鍵をとって、開かなかった引き出しを開け本を手にする。
再び顔だけの父が現れ、また帰れと言われる。本棚に本をはめ込むと、隠し通路が現れる。先へ進んで小部屋に入るともう戻れない。ハンドルのある小部屋の仕掛けは多少面倒。回した回数で、今しがた入ってきた通路が別の場所に繋がるようになっている。
部屋の中を調べていると、父リクターが現れた。
甲冑が並ぶ部屋では、甲冑を着た剣士に襲われる。なんとか倒し、剣士が持っていた剣を手に入れる。剣は扉の鍵になる。扉の先にで謎解きをすると銃が手に入った。銃を持って戻ろうとするとリクターが現れた。銃を持ってステンドグラスの部屋へ行き、銃を使い、ステンドグラスを粉々に壊す。
ガラスが割れた所から外に出て、塔を登っていく。ローラは外の梯子を登って、窓から入る。暗い通路を進んで行くと、顔だけのリクターがまた現れた。親子は呪われた「ドラキュラ」の血を持っている。
リクターの話を聞いた後に、すぐ横の壁を調べると突然壁が開く。壁の向こうには部屋があって、歯車を使った装置があった。この装置のレバーとボタンで宝石が見えるように穴を調整すると、装置ごと移動して階段が現れる。その階段を登りきると、目の前に肖像画がある。肖像画を調べると…はっきりと肖像画の人物の顔が見える。ここでローラは気が遠くなり…いつの間にか父リクターの前にいた。そして、リクターは真実を語り始める。
ネタバレ
ローラは父親の精神世界に迷い込み、脱出ゲームのような謎解きを経て、最終的に父親と対峙することになります。父・リクターはドラキュラの血を引いており、その血のせいで人肉を欲する殺人鬼に豹変していました。もちろん、リクターの実の娘であるローラにも、ドラキュラの血が流れています。
最後に、父親を射殺するか、近づくかの選択肢を選ぶことになります。
ここで、射殺していればグッドエンディングとなります。リクターは亡くなってしまいますが、一時的に正気を取り戻します。そして、ドラキュラになるのを止めたローラに感謝の言葉を伝え、普通の人間として最期を迎えます。
もしもここで、近づいてしまうと…ドラキュラになった父親に食べられてしまいます(食べられた感じの効果音が流れます)。
タイトル回収
Dの意味は、つまりドラキュラ(Dracula)のDです。食卓というのは、ドラキュラが人を食していたということを意味しています。実は、ローラは幼い頃に母親を殺害し、その血をすすっていました。その記憶は、父の精神世界で玉虫を見つけることで、徐々に失われた記憶を取り戻していきます。
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