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ガリレオ・禁断の魔術|村上虹郎【あらすじ・ネタバレ解説・感想】

3.5
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 ガリレオ(ドラマ)「禁断の魔術」のあらすじ、真相ネタバレ、トリック解説、考察、感想です。レールガンが登場するエピソードです。村上虹郎さん、森七菜さんの他、多数のゲスト俳優が登場します。湯川の助手役も新木優子さんに代わっており、柴咲コウさん(内海薫)、吉高由里子さん(岸谷美砂)は登場しません。原作は長編「禁断の魔術」ですが、この長編の元となった短編は「禁断の魔術ガリレオ8」に収録されている「猛射つ(うつ)」という作品です。

項目 内容
放送日 2022/9/18
原作 虚像の道化師 ガリレオ7
原作者 東野圭吾
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あらすじ

湯川学と古芝伸吾が帝都大学で再会してから5カ月後、フリーライターの長岡修が自宅で何者かに後頭部を殴打され殺害される。殺された長岡は、代議士大賀仁策が推進する茨城県光原市の科学技術に関する公共事業に反対していた。草薙俊平と牧村朋佳は現場に残されたある動画について相談するため湯川を訪ねる。その動画には倉庫の壁に突然穴が開く様子が録画されていた。湯川はいつもと違い、捜査に協力的で、草薙ら同行のもと、すぐに現場へと向かう。しかし湯川は多くを語らなかった。

登場人物・キャスト

主な登場人物とキャストをまとめます。

役名 キャスト
牧村朋佳 新木優子
草薙俊平 北村一輝
太田川稔 澤部佑
古芝伸吾 村上虹郎
倉坂由里奈 森七菜
鵜飼和郎 中村雅俊
大賀仁策 鈴木浩介
長岡修 平原テツ

事件概要

 警察はフリーライターの長岡を殺した犯人を捜すため、反対派の勝田幹夫らに事情を聴いています。飲食店経営の勝田らの話により、最近は反対運動が下火になっているようです。計画を推し進める大賀にも直接話を聞こうとしますが、秘書の鵜飼に門前払いされます。

 長岡殺しの容疑者として古芝が疑われますが、彼は行方をくらまします。古芝は湯川と同じ高校の出身で、まだ古芝が高校生だった頃、湯川は古芝にレールガンの作り方を教えています。湯川との親交が深かった古芝は帝都大学に入学後、湯川を訪ねています。しかし、数か月後に大学を中退し、クラサカ工機という会社に就職しています。この原因は姉の古芝秋穂が亡くなったためです。古芝伸吾と秋穂には親がおらず、生活費や学費は秋穂が稼いでいました。

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ネタバレ

長岡を殺害したのは勝田幹夫です。長岡は代議士である大賀のスキャンダルを掴んでおり、これを勝田に報告したところ、頭を殴られて死亡しました。勝田の動機は金です。勝田の経営する飲食店は経営難に陥っており、金を得るため、大賀の秘書である鵜飼に反対派の情報を売っていました。勝田は長岡の掴んだスキャンダルも鵜飼に渡してしています。

長岡の掴んだスキャンダルというのが、大賀の不倫です。不倫相手は古芝秋穂でした。秋穂はホテルで卵管破裂によって死亡しており、このときすぐそばに大賀がいました。近くにいたにも関わらず、大賀は誰にも連絡せず、秋穂を見捨てました。秋穂死亡時、大賀は鵜飼に連絡していますが、鵜飼はそのまま立ち去るよう助言しています。なお、不倫というスキャンダルの証拠をもっていたのは弟の古芝伸吾です。証拠は秋穂と大賀のメッセージのやり取りで、これをクラサカ工機の女子高生倉坂由里奈が長岡に渡していました

古芝伸吾は秋穂の死に関して、大賀代議士を恨んでいました。そして、レールガンを使って、大賀を狙撃しようとします。警察は、古芝伸吾が倉坂由里奈に電話で地鎮祭での犯行を予告するような内容を伝えていたことから、周辺を警戒しますが、これは陽動で、警備を手薄にするための罠でした。罠であることが発覚した後、湯川がレールガンの在り処を突き止めて発射を阻止します。

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トリック

 長岡を殺したのが勝田であるということは、現場に残されたペン型のボイスレコーダーによって発覚します。長岡は、スキャンダルの話をしているとき勝田の異変に気付き、さりげなく、ペンをノックしボイスレコーダーのスイッチを入れています。この行動により、レコーダーには勝田の声や鈍い音が録音されました。

 ペン型ボイスレコーダーは現場のペン立てに置いてあり、警察はボイスレコーダーであることに気付きませんでした。ボイスレコーダーであることが明らかになったのは、長岡が湯川の研究室を訪れたときにとった不審な行動がきっかけです。長岡は湯川に録音を拒否された後、上着の内ポケットにペンを入れているのにも関わらず栗林にペンを借りていました。

凶器

 大賀狙撃にはレールガンが使われました。理由は離れた場所からであっても狙撃することができるためです*1

*1:要人には近づくことができないという前提があります

考察

 長岡殺害は行き当たりばったりな犯行で、特に計画性はありませんでした。しかし、犯行後は指紋を拭き取るなどして、犯行を隠蔽しようとしています。

レールガン

 レールガンは飛翔体(弾)に大電流を流して推進力を得る装置です。飛翔体の電流が流れる部分は金属などの導電性物質ですが、大電流によってプラズマ化*1するため、倉庫の壁が壊れた現場から金属片は見つからなかったと考えられます。「みかんの皮」は飛翔体を安定させるための構造でした。飛翔中、皮がはがれると、その皮が風車の羽根のようになり、内部の取り残された部分に回転がかかる*2仕組みのようです。回転するものが安定するというのはコマと同じ原理*3です。なお、拳銃も銃身にある螺旋の切れ込みによって、回転がかかります。余談ですが、これがミステリーによく登場する線条痕になります。

*1:固体・液体・気体に次ぐ物質の第4の状態(wiki抜粋)
*2:かざぐるまを持って猛ダッシュすると羽根がまわるのと同じです
*3:ジャイロ効果と呼ぶようです

感想

 お話の中で登場した頭が突然燃える事件というのは、ガリレオシリーズドラマ第1話「燃える」に違いありません。他に頭が燃えたエピソードはなかったと思います(火の玉のエピソードはありましたが)。

科学の発展とミステリー

 厳かな雰囲気の見出しになっていますが、たいしたことは書きません。ミステリーといえばシャーロック・ホームズだと思いますが、ホームズが活躍したのは1900年頃で、ドラマなどをみると、車や電話はほとんど登場せず、馬車や電報が主流です。一方、エルキュール・ポワロは、第一次世界大戦後の英国が舞台となることが多く、車や電話だけではなく、旅客機も登場します。大戦のあと、科学技術が進歩したようにみえます。本当に、完全に、たいした内容ではなかったですね。

電話が発明されたのは1876年もしくは1877年頃なので、ホームズが活躍した時代(1874-1914)には既に電話がありました。ただ普及したのは1902年以降となっており、ホームズの原作では1925年以降に発表された作品に登場しています

まとめ

 ドラマガリレオ「禁断の魔術」について、あらすじ、ネタバレ、考察、感想などをまとめました。

犯人

犯人といえる人物は勝田幹夫と古芝伸吾でした。勝田幹夫は越村友一(こしむらともかず)さん、古芝伸吾は村上虹郎(むらかみにじろう)さんが演じておられました。

役名 キャスト 役どころ
勝田幹夫 越村友一 被害者が手に入れた代議士のスキャンダルを手に入れるため犯行に及ぶ
古芝伸吾 村上虹郎 姉を見捨てた代議士をレールガンで殺害しようとする

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