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推理ゲーム

オホーツクに消ゆ【ストーリー・犯人・ネタバレ】

4.0
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 北海道連鎖殺人オホーツクに消ゆ」のあらすじ・ストーリー、真相です。このゲームは1984年にパソコン用ソフトとして発売されました。2024年夏にはリメイク版が発売される予定です。

ソフト情報
項目 説明
ハード PC-8801
発売日 1984年12月21日
発売元 アスキー
ジャンル 推理アドベンチャー
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2つのストーリー

「オホーツクに消ゆ」のストーリーは2種類あります。ひとつは、このゲームが初めて発売された頃のストーリーで、“初期パソコン版”や“初期版”と呼ばれます。もう一つはファミコンソフトのストーリーで、初期版の移植ソフトですが、ストーリーは大きく異なります。その後、ファンコンのストーリーはパソコンのリメイク版でも使われていたりします。ファンミコンやパソコンリメイク版は“後期版”と呼ばれています。

以下では、初期パソコン版のストーリーをご紹介しています。最後に、初期版と後期版との違いも簡単にまとめています。

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事件発生

 東京湾で男の死体が見つかる。聞き込みと地道な調査によって、主人公と部下の黒木は被害者が北海道釧路市に住む増田文吉であることを突き止める。被害者の身元を明らかにした主人公達は捜査のため、北海道へと向かう。そこで、釧路署の刑事・猿渡俊介が捜査に加わり、捜査を進めるが、第2、第3と、次々に殺人事件が発生する。

 最初に見つかったのは飯島幸男という男の死体だった。東京湾で見つかった死体・増田は飯島から金を受け取っていたようで、増田の妻がそう証言した。飯島の息子の証言により新たに見つかった飯島が、誰かに脅迫されていたことが判明する。さらに息子は、増田の写真をみて、コロッポクリという炉端焼きの店の店員に似ていると話す。その店員は源さんと呼ばれており、増田に似てはいるが全くの別人であることが明らかになる。

 その後、第3の死体が網走港で見つかる。所持品から、死体は東京都目黒区在住の白木雄九朗であることが判明。さらに、白木の部下・坂口から、白木が2番目の死体・飯島と知り合いである事も判明する。白木の足取りを追って主人公達は摩周湖へと向かう。そこで、野村真紀子という女と出会が、彼女と事件との関連は見いだせなかった。

 3人目の死体が見つかったばかりであるというのに、さらに4人目の死体が知床五湖で発見される。死体は水に顔を押し込まれ窒息死したと断定されるが、身元は明らかにならなかった。聞き込みを進めると、駐車場の売店の店員が死んだ男を目撃していたことが明らかになる。その店員によれば、男は女連れだったという。捜査の結果、主人公達は、その男女が加賀屋旅館に宿泊していたという情報を掴み、旅館の宿帳から男が白木辰雄、女は妻の白木郁美だったことも明らかにする。旅館の番頭は、この二人の口論を耳にしており、さらに「まりもや」という言葉も聞いていた。この「まりもや」は旅館であり、旅館の番頭によって二人が宿泊したことが確定する。さらに番頭はヤクザ集団が白木雄九郎の事を尋ねたとも証言する。

捜査

 後日、「まりもや」を再び訪ねる番頭が男と女の写真を手にいれていた。写真を入手した主人公達は聞き込みをはじめ、ウトロ港の船員から、女が野付半島へ向かったという情報を得る。すぐに半島へ向かうと女が倒れていた。一命をとりとめた女から話を聞くと、彼女の本名は小野とく子で白木郁美は偽名だった。そして、知床五湖で発見された4人目の死体は井持邦雄という男性であることが判明する。井持を殺害したのは小野とく子であり、動機は痴情のもつれだった。小野が偽名を使用したのは、死んだ井持の提案だったとも供述するが、1人目の増田、2人目の飯島、3人目の白木殺害については、何も知らないと話すのだった。

 第四の殺人は第一、第二、第三の殺人事件に関係がなかった。主人公たちはさらなる捜査を進め、三番目の白木の死体に真水とマリゴケがあったという事実を知る。白木は網走港でみつかったが、体内には真水が侵入していた…。マリゴケという物証から猿渡刑事は、白木が屈斜路湖で殺害され、その後、網走港に捨てられたと推理する。聞き込みによって白木の足取りを掴んだ主人公達は、とある壁の落書きをみつける。落書きは、飯島、白木、そして、国会議員の阿久津秀夫の名前があった。そして、完全には判読できないが「むらきすけ」という名前もあるようだった。奇妙な事に、阿久津以外の名前の上にはバツ印が添えられていた。

 主人公達の聞き込みにより、二人目の被害者・飯島が元新聞記者だったという情報を入手する。また、奥村紀助という人物が捜査線上に浮かび上がる。主人公達は奥村の家へ急ぎ、奥村の妻から話を聞く。奥村は自殺していた。1週間ほど前のことだったという。妻は奥村から言伝を預かっていた。それは、警察の人間が訪ねてきたらニポポ人形を渡す、という内容だった。そのニポポ人形は、左目の下に傷があり、まるで、涙を流しているようだった。

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結末

以下の内容は事件の犯人や動機のネタバレとなります

紋別港で捜査を進めた主人公達はニポポ人形の製作者が浦田甚五郎であることを突き止める。浦田甚五郎という男は昭和24年に発生した永福丸沈没事故について調べており、港湾管理事務所を訪れていた。沈没した永福丸の船頭は野村安吉で、船主は三人目の被害者白木雄九郎であった。網走刑務所に向かった主人公達は、さらに、ニポポ人形が殺人事件の翌日に入荷したこと、浦田甚五郎が無期懲役で服役中であることなどの情報を手に入れる。しかし、当の浦田からは何も聞き出すことができなかった。

そして、さらなる死体がみつかる。死体はコロポックリの店員・源さんだった。主人公達は、コロポックリで、別の店員から、源さんの手紙を受け取る。そこには、最初の被害者増田文吉と源さんは双子だったという内容が記されていた。

主人公達は刑務所を再訪し、浦田と対峙する。そしてついに浦田は真相を語り始める。沈没した永福丸は米軍の救援物資を横流しし、旧日本軍の遺産も横領していた。このとき横流しや横領を指揮していたのが阿久津だった。自殺し、ニポポ人形を残した奥村は船を準備していた。三番目の被害者・白木は救援物資を売りさばいていた。この悪事が発覚しそうになると阿久津は証拠隠滅のため、事故にみせかけて船を沈没させ、船員を殺害した。元新聞記者だった飯島がこれを事故として報道し、永福丸沈没は事故と認識されるようにあった。

死んだ船員・野村安吉には鉄二という息子がいた。この野村鉄二こそが真犯人であった。増田と源さんは阿久津の悪事を知り、阿久津を脅迫したが、逆に殺されてしまった。真相が明らかになる中、北竜会のヤクザが摩周湖へ向かったという情報が主人公達のもとに届く。摩周湖には鉄二の娘・真紀子がおり、鉄二はカムイッシュ島だと言う。主人公達がカムイッシュ島に辿り着くと、ちょうど、鉄二がヤクザと阿久津に脅されていた。しかし、猿渡刑事の活躍によって鉄二は窮地を脱する。その後、真紀子が事件の経緯を語り始める。事件の発端は阿久津の指示にあった。阿久津は鉄二と真紀子の殺害を企てていた。殺害されそうになった鉄二は真紀子を守るため殺人を犯したのだった。

後日談

猿渡刑事が真紀子と結婚します。主人公のもとに猿渡とウェディングドレス姿の真紀子の写真が送られてきます。

ストーリーの違い

初期版ストーリーの犯人は野村鉄二です。鉄二は、悪事の発覚を恐れた阿久津に殺されそうになります。実行犯は、飯島や白木で、この二人に殺されそうになったので、鉄二は殺人に及びました。最初に死んだ増田と源さんは双子という設定で、二人は阿久津を脅そうとして返り討ちに遭いました。なお、増田が阿久津の悪事を知ったのは、囚人の浦田から聞いたためでした。

後期版は、ニポポ人形発見後の内容(この記事における「結末」以降の内容)が異なります。まず、ファミコン版の源さんと増田は双子ではなく、そっくりさんです。そして、この源さんが、沈没事故で死んだ船員の息子という設定になっています。源さんにそっくりな増田は、初期版と同様に、囚人の浦田から阿久津の悪事を知り、脅迫しようとします。しかし、逆に殺されてしまいます。後期版では、増田に襲われた阿久津が増田を源さんと勘違いします。源さんが復讐にやってきたと思った阿久津は、源さんの娘をひき逃げにみせかけて殺害します(この事件はニポポ人形発見後に明らかになります)。初期版にも登場した真紀子は源さんの娘という設定となっており、阿久津は真紀子も殺そうとします。しかしながら、主人公達の活躍により真紀子は助け出され、源さんも逮捕はされますが、生き延びます。なお、猿渡刑事と真紀子が結婚するというラストは同じです。

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