『小市民シリーズ 第2シーズン』のあらすじやネタバレなどをまとめています。アニメ第2期は2025年4月から放送が始まりました!第1シーズンが全10話でしたので、11話からのスタートになっています。第1期についてはアニメ小市民シリーズ第1期【あらすじ・ネタバレ解説】にまとめています。
あらすじ
第1期最終話で互恵関係を解消した小鳩常悟朗と小佐内ゆきは、それぞれ別の人物と付き合い始めていた――小佐内は1学年下の新聞部部員・瓜野高彦と交際しているようだが…瓜野が所属する新聞部では、市内で発生する不審火事件がある種の話題になっていた。
主な登場人物
- 小鳩常悟朗(こばと じょうごろう)
小佐内ゆきとの互恵関係を解消し、仲丸十希子と付き合っている - 小佐内ゆき(おさない ゆき)
小鳩常悟朗との互恵関係を解消し、瓜野高彦と付き合っている - 瓜野高彦(うりの たかひこ)
小佐内さんと交際を始めた1学年下の生徒。新聞部所属。「学内新聞を変えたい」という熱意はあるが、経験不足で未熟な面もみられます。小佐内さんを先輩と知らずに告白したことや、彼女の応援を受けていることが描かれています。 - 氷谷優人(ひや ゆうと)
瓜野の友達。瓜野に連続不審火事件を教えた人物。女子人気が高い - 仲丸十希子(なかまる ときこ)
小鳩が付き合い始めた女の子。明るく話しやすい性格 - 堂島健吾(どうじま けんご)
新聞部の部長。瓜野の行動に対して的確なアドバイスを送るなど、高校生とは思えない先輩らしさ - 五日市公也(いつかいち きみや)
瓜野と同級生の1年生で新聞部所属。彼の提案が学内新聞のコラム欄新設のきっかけになる - 門地譲治(もんち じょうじ)
新聞部員。ぽっちゃり系
10話 あたたかな冬 前編
園芸部が借りている畑でのボヤ騒ぎや西森のゴミ箱、小指の資材置き場、茜部の自転車置き場など、市内で不審火事件が相次ぐ。
瓜野は、味気ない記事ばかりの学内新聞「月報船戸」を変えたいと思っていた。新聞部部員の五日市の提案をきっかけにコラム欄が新設されることになり、瓜野は張り切るが、堂島部長からは事件に深入りしないよう釘を刺される。それでも瓜野は、夏休みの誘拐事件は既に鮮度が失われたということで、連続不審火事件をコラムのネタにしようと調査を始める。
事件は毎月第二金曜の深夜に発生しているという共通点があった。火の勢いが増していることから同一犯による連続放火事件の可能性が指摘される。瓜野は消防車の出動を見て何かを閃いたようだが――。
12話 あたたかな冬 後編
長良川沿いで車の炎上事件が発生。偶然その場に居合わせた小鳩常悟朗は、燃えている車が、小佐内ゆきの誘拐事件で使用されたライトバンであることに気付く。この車は数ヶ月前から河川敷に放置されていたらしかった。
一方、船戸高校新聞部では、瓜野高彦が校内新聞「月報船戸」のコラムに書いた連続不審火の次の発生現場予想が再び的中し、学内でちょっとした評判になっていた。しかし、その記事が問題視され、瓜野は生徒指導教師である新田高義に呼び出され、自ら放火したのではないかと疑われるような高圧的な指導を受けることになる。同席した新聞部部長の堂島健吾は、生徒指導教師の理不尽な態度に内心憤りを感じつつも、瓜野に次号で放火現場の予想方法を種明かしして決着をつけるよう指示する。
そんな中、瓜野の友人である氷谷優人は瓜野に放火ネタの記事を続けるようアドバイスし、小佐内さんはマロングラッセの作り方を語りながら、「あなたが私のシロップなのよ」「上辺が本性にすり替わる。手段はいつか目的になる」「おいたは、もうダメ。何もしないのが、一番いいと思うの」と意味深な言葉を投げかける。
小鳩は仲丸十希子とデートを重ねていた。映画を見たりスイーツ店に行ったり……小鳩は甘いものが嫌いなのに仲丸に合わせて和菓子が好きだと言ったり。小鳩の自宅にやってきた仲丸は、なぜ自分の告白を受け入れたのかを問いかけたりしていた…。
13話 とまどう春
瓜野は独自の調査で不審火の法則性を見つけ出し、予想記事を学内新聞に掲載するが、その独断専行ぶりが他の新聞部員・門地との間に軋轢を生み、口論になってしまう。部長の堂島健吾が仲裁に入り、瓜野はしぶしぶながらも自身が見つけ出した不審火の法則性について語り始める。実は不審火は消防分署の担当範囲を記したリストの逆順に起きていた。
燃えていた車が、かつて小佐内が誘拐された事件で使われたものだと気づいた小鳩は、小佐内が事件に関与している可能性を疑い、真相を探り始める。堂島に電話をかけ、小佐内の動向について情報を得ようとする。小佐内さんは、生徒指導教師・新田高義がこの春に他の学校へ異動することを知っていた。夏休みの誘拐事件について記事を書かないよう堂島に伝えていたり、さらに、新聞部員の門地とも連絡を取っているらしく、彼女が新聞部に関与しているのは間違いなさそうだった。
瓜野は新聞部内で孤立しつつも、不審火の追及を続け、部長の堂島から次期部長を託されることになる。小佐内はそんな瓜野に対し、事件の追及を止めるよう促すが、二人の間にある種の緊張感が走る(レシートシルード&レシートプレゼントからの「レシートを拾いなさい攻撃」)。
小鳩は思いがけないところで、仲丸十希子の浮気話を耳にする。吉口いわく、仲丸は三股らしい。しかし、小鳩は事件に集中しているらしく、仲丸の浮気話にも動揺した様子をみせなかった。そして、事件のあらましを掴んだ様子の小鳩は「情報操作で片が付く」と発言する。
原作小説との比較
原作では、小鳩が仲丸さんを誘拐犯の仲間ではないかと疑ったり、小佐内さんが瓜野と付き合い始めてから半月ほどで年上の余裕を見せ始めたり、コラム欄新設の裏には編集後記のスペースを減らすという意図があったり、アニメとは細かな部分でちょっと違います。
コメント