「北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ(後期版・ファミコン版)」のあらすじ・ストーリー、真相です。このページでは、あらすじや結末などをまとめています。
項目 | 説明 |
---|---|
ハード | FC |
発売日 | 1987年6月27日 |
発売元 | アスキー |
ジャンル | 推理アドベンチャー |
後期版・ファミコン版とは?
『北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ』は1985年にPC用ソフトとして発売され、その後、1987年にリメイクされ、ファミコン用ソフトとして発売されました。
一番最初に発売されたオホーツクは主にネットなどで『初期版』と呼ばれています。一方、ファミコンソフトは『後期版』という名称がつけられています。初期版と後期版では、終盤のストーリーがかなり違います(中盤までは同じ)。
Switch版?
2024年9月に発売される予定のSwitch版については、現在詳しいことがわかっていません。一応、ファミコン版のリメイクという位置づけのようです。新ストーリーが追加されることは間違いないですが、ファミコン版のストーリーと全く同じなのかどうかなどは不明です…。
あらすじ
より詳しい内容は初期版のストーリーを紹介したページに記載していますので、ここでは中盤までのあらすじを非常に簡単にまとめています
東京湾・晴海埠頭で増田文吉の死体が発見され、ボスは増田の住む北海道へと向かう。釧路署の刑事シュンを相棒に事件を調査するが、次々に殺人事件が発生。死体となって発見された白木および飯島は増田と接点があるようだった…。
4件目の殺人で白木辰雄という男性が殺され、連続殺人の被害者として捜査が進められる。辰雄を殺したのは一緒にいた妻の郁美だったのだが、増田、飯島、白木の殺人とは全く無関係だった。
捜査は振り出しに戻ってしまった…。しかし、被害者の肺に残っていた真水とマリゴケから、ボスは被害者の足取りを突き止めることに成功する。どうやら、奥村という人物が自殺しているらしく、ボスは遺族から遺品のニポポ人形を受け取る。その人形は瞳の下に傷があり、まるで涙を流しているようだった…。
登場人物
主な登場人物をまとめます。
名前 | 説明 | 補足 |
---|---|---|
ボス | 主人公 (名前はプレイヤーが決める) |
Switchでは新田哲二 (にった・てつじ) |
黒木五郎 くろき・ごろう |
主人公の東京での相棒 | – |
猿渡俊介 さるわたり・しゅんすけ |
シュン 主人公の北海道での相棒 |
– |
野村真紀子 のむら・まきこ |
北海道在住の女性 めぐみの観光に付き合っている |
※表下に画像あり |
中山めぐみ なかやま・めぐみ |
真紀子の幼馴染 失恋を癒すため北海道を旅行中 |
※表下に画像あり |
ゲンさん | 炉端焼き店の店員 増田文吉に似ている? |
– |
増田文吉 ますだ・ぶんきち |
最初の被害者 | – |
飯島幸男 いいじま・ゆきお |
二番目の被害者 | – |
白木雄九朗 しらき・ゆうくろう |
三番目の被害者 | – |
白木辰雄 しらき・たつお |
四番目の被害者 | – |
阿久津秀雄 あくつ・ひでお |
国会議員 | – |
ニポポ人形以降のストーリー
ニポポ人形を手掛かりに捜査が進められ、次々に新たな事実が判明します。内容をまとめると次のようになります。
- 漁船沈没事故の慰霊碑近くで野村真紀子が目撃される
- 自殺した奥村は沈没船の船主だった
- お土産屋でニポポ人形を手にした年配の男性が顔を真っ青にしていたらしい
- 人形は元漁師の浦田が彫った。浦田は殺人の罪で網走刑務所に収容されている
浦田は何も証言しない - 一番最初に死体となってみつかった増田文吉は真紀子の父親に似ている
- 真紀子の妹・野村ゆかりが最近交通事故で亡くなっている
- 真紀子のアパートで奥村からの手紙がみつかる
- 野村親子は増田に金を渡していた
- その後、真紀子のアパートが何者かによって荒らされる
再びアパートが調べられ浦田、真紀子、ゆかりの三人が仲良く写った写真がみつかる - 真紀子の父親に事情を聴くためコロポックリへ向かう
父親に脅迫状が届き、夕張中央炭鉱に呼び出されたらしい - 【炭鉱捜索】
酸欠状態の真紀子がみつかる(命に別状なし) - 浦田が真紀子やゆかりと写った写真をみせられ沈没事故の真相を語る…
ネタバレ
事件の発端は浦田にあります。浦田は当時囚人だった増田文吉に刑務所で沈没事故の真相を話しました。理由は沈没事故で父親を亡くした野村源次と増田文吉がとてもよく似ていたからです。
沈没事故は次期大臣と噂の阿久津が横流しを隠蔽するため、故意に起した事故でした。このことを知った増田は出所後に阿久津を脅迫しますが、逆に殺されてしまいます。
はた迷惑なことに増田は阿久津を脅した時、『野村源次』を名乗っていました…。これにより、阿久津は沈没事件で死んだ船員の遺族が復讐しにきたと思い込み、報復のため、野村ゆかりを事故にみせかけて殺害します。
沈没事件で父親を殺されただけではなく、娘も殺されてしまった源さんは、復讐ともう一人の娘・真紀子を守るため、阿久津の手下を次々に殺していきます。勘違いに気付いた阿久津も、源さんに手下を殺されたため、野村真紀子の命を狙うことになります。
結末
源さんが札幌駅で包丁片手に阿久津を襲う!真紀子が死んだと思っていた源さんは阿久津と刺し違える覚悟だった。ボスとシュンが止めに入り、誰一人死なずに、関係者全員が逮捕される。
1ヶ月後――ボスのもとにシュンから結婚の報せが届く。シュンは真紀子と結婚したようだった。
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