東野圭吾の新刊情報です。単行本や文庫本の発売日をまとめています。2024年はシリーズ作品の続編が多い印象です。
単行本
単行本は3作品あります。いずれもシリーズ作品で、<白鳥とコウモリシリーズ>の2作目、<クスノキシリーズ>の3作目、<ブラック・ショーマンシリーズ>の3作目となっています。
架空犯
『白鳥とコウモリ』の世界再び——シリーズ最新作
幻冬舎
クスノキの女神
神社に詩集を置かせてくれと頼んできた女子高生の佑紀奈には、玲斗だけが知る重大な秘密があった。一方、認知症カフェで玲斗が出会った記憶障害のある少年・元哉は、佑紀奈の詩集を見てインスピレーションを感じる。玲斗が二人を出会わせたところ瞬く間に意気投合し、思いがけないプランが立ち上がる。
不思議な力を持つクスノキと、その番人の元を訪れる人々が織りなす物語。待望のシリーズ第二弾!
実業之日本社
ブラック・ショーマンと覚醒する女たち
この人は人生をリノベーションするつもりだ――亡き夫から莫大な遺産を相続した女性の前に絶縁したはずの兄が現れ、「あんたは偽者だ」といいだす。女性は一笑に付すが、一部始終を聞いていた元マジシャンのマスターは驚くべき謎解きを披露する。果たして嘘をついているのはどちらなのか――。謎に包まれたバー『トラップハンド』のマスターと、彼の華麗なる魔術によって変貌を遂げていく女性たちの物語。その”マジック”は謎解きのための華麗な武器。全貌を知る時、彼女たちは何を思うか。そして、どう生きていくのか。
光文社
感想
- シリーズ2作目の連作短編!
- 読みやすさ
東野圭吾さんの作品は読みやすいです。この作品も読みやすいの間違いないですし、連作短編なので、気ままに読めます - 人間ドラマ
ミステリー要素はもちろんですが、人間ドラマとして面白いです。ユーモアや登場人物の笑えるやり取りなんかもあります
文庫本
文庫本は2作品です。<白鳥とコウモリシリーズ>の1作目、<ガリレオシリーズ>の10作目が文庫化されています。『仮面山荘殺人事件』はだいぶ前に文庫化していますが、2024年新装版が発売されました。
白鳥とコウモリ
新たなる最高傑作、待望の文庫化!
二〇一七年、東京竹芝で善良な弁護士、白石健介の遺体が発見された。捜査線上に浮かんだ倉木達郎は、一九八四年に愛知で起きた金融業者殺害事件と繋がりがある人物だった。そんな中、突然倉木が二つの事件の犯人と自供。事件は解決したと思えたが。「あなたのお父さんは嘘をついています」。被害者の娘と加害者の息子は、互いの父の言動に違和感を抱く。
幻冬舎
透明な螺旋
【待望の文庫化!】誰も知らなかった湯川(ガリレオ)の秘密
南房総沖に、男の銃殺死体が浮かんだ。同時に、男の行方不明者届を出していた同居人の女が行方をくらませた。捜査にあたった草薙と内海薫はその過程で、思いがけず湯川学の名前に行きつく。草薙はすぐさま湯川の元を訪れたが、彼はそこ、横須賀のマンションで意外な生活を送っていた――。巻末に短篇「重命る(かさなる)」を特別収録。
文藝春秋
仮面山荘殺人事件
こんな結末、どうやって考えた!?孤立した館で、誰もが嘘をついている。東野圭吾の傑作、一冊読むならコレ!一冊完結のどんでん返し!
湖畔に佇む別荘に8人の男女が集まった。車で転落死した婚約者を偲ぶ会だったはずが、そこに逃亡中の銀行強盗が侵入する。逃げられず、助けも呼べない隔離環境で、さらに殺人事件が発生。現場の状況から銀行強盗が犯人ではありえない。一同は疑心暗鬼を深め、犯人を探し始める。東野圭吾、驚愕の初期傑作!
講談社
十字屋敷のピエロ
「普通じゃないのよ。この家は」
累計60万部突破の一冊完結。東野圭吾ミステリー満点の館へようこそ。
「普通じゃないのよ、この家は」
十字屋敷の主人・頼子がバルコニーから転落死して四十九日。一族が法要に集った夜、次の主と秘書が刺殺された。外部犯か、あるいは一族の犯行か。すべてを見ていた一体のピエロ人形は、あなたに語りかけてくる――。東野圭吾が仕掛ける精緻にしてフェアな謎解きミステリー。
講談社
オーディブル
<加賀恭一郎シリーズ>の作品がオーディブルで発売されています。オーディブルが初出の作品で、紙書籍や電子書籍では発売されていません。
誰かが私を殺した
加賀恭一郎の新シリーズ、まずは耳から。東野圭吾、初のオーディブル作品は完全オリジナル。新たな加賀のバディも現れ、累計1400万部を突破したシリーズは新たなステージへ!
亡き夫の月命日。墓前で手を合わせていると、突然背中に衝撃を受けた。気づいた時には、魂だけがこの世に留まっていた。どうやら私は誰かに撃たれたらしい。警察の遺体安置所で出会ったのは、警視庁捜査一課の加賀恭一郎警部と部下の女性刑事・新澤。
私は彼等による捜査の行方を見守りながら、なぜ自分が殺されたのかを考えた。国重ホールディングスの「女帝」として、すべて完璧にこなしてきたつもりだし、母親としては、来月結婚する一人息子に愛情を注ぎ続けてきた。
だが公私において、気に入った人間はとことん守って盛り立てる一方で、信用できなくなった人間を容赦なく切り捨ててきたのも事実だ。私に恨みを持つ者は少なくない。その中の誰かが私の命を奪ったということだろうか。
やがて加賀はほんの些細な手がかりを積み重ねることで、事件の真相に迫っていく。彼の推理の先にあったものは、私が想像さえしないものだった。
講談社
発売日順
2024年に発売された作品を発売日順に並べると下の表の通りになります。
No. | タイトル | 評価 | 発売日 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | ブラック・ショーマンと覚醒する女たち | 2024年1月24日 | – | |
2 | 白鳥とコウモリ | 2024年4月3日 | あらすじ | |
3 | クスノキの女神 | 2024年5月23日 | あらすじ | |
4 | 仮面山荘殺人事件 新装版 | 2024年6月14日 | – | |
5 | 誰かが私を殺した | 2024年7月24日 | – | |
6 | 透明な螺旋 | 2024年9月4日 | – | |
7 | 架空犯 | 2024年11月1日 | あらすじ | |
8 | 十字屋敷のピエロ 新装版 | 2024年12月13日 | – |
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