『クロックタワー』のストーリー、真相などをまとめて紹介します。クロックタワーは1995年にスーパーファミコン用ソフトとして発売されたホラーゲームで、とりわけ、シザーマンという登場人物が有名です。ストーリーは完全にホラーですが、アクションやミステリーなどの要素も満載のゲームとなっています。
項目 | 説明 |
---|---|
ハード | SFC |
発売日 | 1995年9月14日(木) |
発売元 | ヒューマン |
ジャンル | ホラーアドベンチャー |
あらすじ
主人公のジェニファー・シンプソンはロムスダール(ノルウェー)の孤児院で暮らす孤児だった。孤児院にはジェニファー以外にローラ、アン、ロッテという孤児がいた。彼女達は、1995年9月、クロックタワーと呼ばれる時計台のある屋敷でサイモン・バロウズに養育されることになる。
屋敷に到着後、引率のメアリー先生とジェニファー達は東館のリビングで待たされる。途中、メアリー先生がバロウズを探すため、ジェニファー達のもとを離れた。しかし、なかなか戻ってこない。心配したジェニファーは先生を探すために部屋を離れると――屋敷に女性の絶叫が響く。ジェニファーが電気の消えたリビングに戻る、ローラ、アン、ロッテは姿を消していた。そして、友人の死体を見つけたあと、大きなハサミを持ったシザーマンに追われることになる……。
捜索
シザーマンを振り切ったあと、ジェニファーはメアリー先生や他の友人達を探すため、屋敷を調べ始める。そして先生をみつけるが、薬で眠らされ牢屋に閉じ込められてしまう。そこにはバロウズという男も一緒に閉じ込められていた。ロッテの助けにより牢屋から脱出するジェニファーだったが、現れたメアリーにロッテが襲われる。一方、ジェニファーは先生を近くにあった角材で殴打し、その場から逃れるのだった。
牢屋から逃げ出したジェニファーは、脱出するため西館を捜索する。屋敷の謎を解くため、様々な証拠を集めたジェニファーはついに魔法陣のある部屋で、地下へと通ずる隠し通路をみつける。地下洞窟へと入ったジェニファーは、黒いローブをまとった人物を目撃し、あらかじめ手に入れていたローブで変装して奥へと進む。そして、化け物と遭遇する。
洞窟の奥で化け物を見つけてしまったジェニファーは、その化け物に追われることになる。逃げるジェニファーは途中で灯油の缶をひっくり返し、結果、化け物を焼死させる。脱出を試みるジェニファーはエレベータを発見し、地上へと戻るが、今度はメアリー先生に追われる。逃走劇の末、ジェニファーはしつこいメアリーを突き落とす。さらに、時計塔を動かし、シザーマンも落下させるのだった。
登場人物
主な登場人物をまとめます。プレイヤーが操作するのは主人公のジェニファーです。
名前 | 説明 | 解説 |
---|---|---|
ジェニファー・シンプソン | 主人公 孤児 |
14歳の孤児でバロウズ家の養子になる、はずだった 屋敷で悪夢のような出来事に巻き込まれる |
ローラ・ハリントン | 孤児 | 14歳のシャイでマイペースな女の子 シャワー室で死亡、もしくは、甲冑の中に死体 |
アン | 孤児 | 15歳の最年長でわがままな女の子 プールで溺死、突き落とし、串刺しにより死亡 |
ロッテ | 孤児 | 14歳の女の子でジェニファーの親友 瀕死の状態で発見され死亡、もしくは、牢屋で殺害 |
メアリー・バロウズ | 教師 | 35歳の女性で引率者 メアリー先生と呼ばれている |
シザーマン | 殺人鬼 | ハサミを持って追ってくる 実は9歳 |
化け物 | 肉塊 | 地下洞窟の巨体 シザーマンと同じ9歳 |
ネタバレ
黒幕はメアリー先生です。先生は息子達のおもちゃにするため、ジェニファー達をクロックタワーに集めました。なお、牢屋に閉じ込められていたバロウズは、サイモン・バロウズという名前でメアリーの夫でした。サイモンは狂った子供達を殺そうとしていましたが、メアリーに捕らえられ投獄されていました。
実は、屋敷には隠し部屋があり、そこで白骨死体が見つかります。その死体の正体は、ジェニファーの父でした。父のウォルター・シンプソンは医者で、メアリーの出産のためにクロックタワーを訪れていました。しかし、生まれたばかりの双子がシンプソン医師の手を食いちぎり、その後、医師は監禁されました。
シザーマンの正体
シザーマンの正体はメアリーの子供です。本名はボビー・バロウズで、ハサミで人体を切り刻むことに快楽を覚えるという残虐な人物です。シザーマンの目的は快楽殺人にあり、エサにされてしまったローラ、アン、ロッテは無惨に殺され、ジェニファーは逃げ惑うことになります。
化け物の正体
洞窟で現れた化け物はダン・バロウズという人物で、メアリーの子供です。彼はシザーマンこと、ボビーの双子の弟です。ダンがジェニファーを襲ったのは、ダンもまた快楽殺人者だったからです。
エンディング
クロックタワーにはいくつかエンディングがあります。あらすじで紹介したストーリーはCエンドと呼ばれるエンディングの中で、牢屋に入れられるパターンとなっています。エンディングはSからHまでありますが、DからHまではジェニファーが死んでしまうエンディングです。なお、ローラやアンが終盤まで生き残ることもあります。
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