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アストリッドとラファエル4|あらすじ・ネタバレ解説・感想

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「アストリッドとラファエル シーズン4」の登場人物とキャスト、1話から8話(最終話)のあらすじなどをまとめています。シーズン4は2024年1月14日(日)夜11時から放送が始まり、3月3日に最終回を迎えました。

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あらすじ

第4シーズンは、ダイヤの盗難事件、飛行機内での殺人、チェス大会の連続殺人事件、タイムトラベラーなどなど、見ごたえある様々な難事件が登場します。事件以外では、ラファエルとアストリッドの私生活にも困難が…。ラファエルはどこかギクシャクしてしまいますし、アストリッドの慎重な恋愛には進展が?といった感じです。

登場人物とキャスト

主な登場人物とキャストをまとめます。

名前 キャスト 説明
アストリッド・ニールセン
Astrid Nielsen
サラ・モーテンセン
Sara Mortensen
主人公
犯罪資料局の文書係
ラファエル・コスト
Raphaëlle Coste
ローラ・ドヴェール
Lola Dewaere
主人公
パリ警視庁の警視
ニコラ・ペラン
Nicolas Perran
ベノワ・ミシェル
Benoît Michel
警部
ノラ・モンスール
Norah Monsur
ソフィア・ヤムナ
Sophia Yamna
警部補
アンリ・フルニエ
Henry Fournier
ウスキ・キアル
Husky Kihal
監察医
カール・バシェール
Carl Bachert
ジャン=ルイ・ギャルソン
Jean-Louis Garçon
警視正
ラファエル達の上司
テツオ・タナカ
Tetsuo Tanaka
斎藤研吾
Kengo Saito
アストリッドの恋人
ウイリアム・トマ
William Thomas
ジャン・ブノワ・スイル
Jean Benoit Souilh
アストリッドの人生の先輩
ニルス
Niels
アンディ・ジュディオ
Handy Gedio
アストリッドの異母弟
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1話

美術館に展示されていたダイヤモンド“ドラゴンの眼”が盗まれ、警備責任者トマ・マルスが死亡する。ドラゴンの眼の近くには、電磁パルスを発生する腕時計が置かれていた…。事件の被害者であるマルスは以前発生した窃盗事件の被疑者で、このとき被害者となったのがダイヤモンドの所有者であるサウド・カーンだったという奇妙なつながりもあった。

アストリッド達が捜査を進める中で解剖を行っていたフルニエが被害者マルスの食道から“ドラゴンの眼”をみつける。ところが、何者かに襲われて、ドラゴンの眼を奪われてしまう。

フルニエを襲ったのは前科者のガルニエという男だった。ガルニエを逮捕したラファエルだったが、所持していたダイヤモンドは偽物だった。ガルニエはマルスと共にダイヤモンド盗難を企てていたが、途中でマルスが死んでしまい、本物のダイヤもどこかへ消えてしまっていた。

その後、マルスには雇い主がいたことが判明し、アストリッド達はさらなる調査を進める。偽物のダイヤを製造した会社を訪ね、そして、美術館のオーナーへとたどり着く。黒幕はドラゴンの眼を展示していた美術館のド・クレシーで、彼こそが殺人者だった。ド・クレシーは崇拝する神父のために、ドラゴンの眼を欲しており、本物は凶器の胸像に埋め込んで隠していた。

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2話

イランからやって来たシャフリヤール・ムサヴィが焼死する。現場に火元と思しきものはなく、不可解な事件だった。フルニエの検死によって死体から幻覚作用のある薬物が検出され、被害者は毒を盛られていたことが判明する。

現場には白紙の紙が残されており、この手紙を氷の上にのせると、「お前は血の代償を払う」という物騒な文章が浮かび上がった。被害者は復讐のために殺されたのかもしれなかった。

その後、ラファエルらは被害者が身につけていたワイシャツやTシャツから、強力な酸化剤とグリセロールが検出されたことを知る。これらが焼死の原因であることは間違いなく、さらに、ワイシャツは被害者の服ではないことも明らかになる。

アストリッドが発見した資料によって、ムサヴィ親子が乗船した難民船で事件が起きていたことが判明する。難民保護局の資料は音声記録しかなかったなかたったが、この記録をアストリッドが調査し、難民船の事件で死んだのがシャフリヤール・ムサヴィであることに気付く。被害者はムサヴィではなく、バハラーム・カゼミという人物だった…。

焼死の真相

人体自然発火を思わせる事件でしたが、他殺でした。犯人は被疑者となった三人の女性達で、三人全員が犯人でした。過マンガン酸カリウムを用意したのはクロエ、過マンガン酸カリウムがしみ込んだシャツを渡したのが運転手のジャスミン、合鍵を作製してお茶に毒を仕込んだのがマシードで、それぞれが被害者に恨みを抱いていました。カウンセラーの女性がいわゆる教唆犯で、三人の女性に殺人をそそのかしていました。

3話

ラファエルはマルク・ノワゼの移送に同行することになる。ところが、移送中、飛行機のトイレでノワゼが死んでしまう。事故死が疑われるが、水素ガスによる殺人であることが明らかになる。水素ガスが打たれたのは離陸後で、犯人は飛行機内にいるはずだった。

容疑者は三人の記者に絞り込まれる。ノワゼに特定のトイレを使わせるために、別のトイレを壊していること、ノワザの妹がノワゼから「真実は殺戮の中」と言われていたことなどが明らかになる中、ラファエルと共に飛行機に乗り込んだブルゴワンが毒入りナッツを食べて病院送りになってしまう。

機内にいた記者の一人ルガールは死んだノワゼに殺害されたモルガン・フィリップ議員の恋人だった。ルガールには復讐という動機があり、毒入りナッツを仕込んだのはルガールに間違いなかった。しかし、そのナッツを食べたのはブルゴワンで、そもそも、ノワゼの死因は毒ではなく、水素ガスだった…。

連続殺人の真相

フランスへの移送中に殺害されたノワゼは猟奇的な連続殺人鬼で8名を殺害していました。その被害者の一人がフィリップ議員でしたが、実はノワゼの犯行ではなく、模倣犯が議員を殺していました。

模倣犯はノワゼの犯行を忠実に再現していました。このことから犯人は、捜査情報を知り得る人物で、なおかつ飛行機に乗っていた人物ということになります。実際、犯人はブルゴワンでした。憲兵隊のブルゴワンは所属する部署を潰されそうになったため、議員を殺害し、殺人鬼の犯行にみせました。そして、殺人鬼の口を封じるため、飛行機内での犯行に及んでいました。

4話

閑静な住宅街の公園で男性の死体が発見される。男性の自宅は公園の近くにあり、夜中に男性は家を出たらしいのだが、その理由ははっきりしなかった。公園の砂場でみつかったUSBメモリーには何も入っておらず、不思議なことに、男性は家族に職業を偽っていたことも明らかになる。

スーパーのゴミ箱から凶器がみつかるが、付着していたのは被害者の指紋だけだった。指紋だけをみると自殺とも考えられるが、最初に心臓を刺して、他の部分も刺し、さらに凶器をやや離れたゴミ箱に捨て、また戻ってきたというのはどう考えても不自然だった。

被害者はなかなかのお金持ちで、生前イタークス社に多額の振り込みをしていた。イタークス社は医療系の企業で、代表のイザーク・ラクデムは匿名性を重視する謎の人物だった。ところが、そのラクデム氏こそが、死んだ男性だった。

死んだラクデムは会社のことを家族にも秘密にしていた。さらに、ラクデムは双子だったという話が持ち上がり、その双子が容疑者となる。しかし、双子の存在は公けにされておらず、公的な記録には一切記載がないようだった。出生記録を調べても、被害者のラクデムは双子であるという記載はなかった。ただ、遺伝子疾患を患っていたことは間違いなく、奇妙なことに、疾患によってラクデムの寿命は三十歳までとされていた。被害者が死んだとき、年齢は既に五十五歳を迎えていた。

ラクデムのメールは暗号化されていたが、USBメモリーのシリアル番号が暗号文を普通の文に戻すキーになっていることが判明する。そして、イタークス社は体外受精を支援し、胚移植前にDNAを改変して遺伝子編集を施したゲノム編集ベビー<アンティゴネー>の誕生に関わっていたことが明らかになる。アンティゴネーは両親が先天性の希少疾患を抱えていたにも関わらず健康な状態で誕生していた。

死んだはラクデムは二十代の頃に遺伝子疾患を発症をしていたが、中国へ渡り、その後、完治した様子で帰国していた。どうやら、被害者の息子であるサシャが被害者の双子ということらしいのだが…。

双子の謎

被害者の息子とされていたサシャはクローン人間でした。ラクデムは自身の疾患を治療するために、移植用に中国で自分のクローンを生み出していました。治療用のクローンでしたが、ラクデムは誕生した子供に愛着を持つようになり、子供として育てることになります。

ラクデムを殺したのはサシャです。サシャに殺意があったわけではありません。ラクデムを公園に呼び出したのはサシャの恋人で、この恋人がラクデムを包丁で脅していました。しかし、包丁をラクデムに奪われてしまい、立場が逆転します。そこに現れたのが、ラクデムの後をつけていたサシャで、サシャがラクデムの包丁を奪い、刺し殺しました。

5話

チェス大会で優勝候補のコロレヴァが毒殺される。コロレヴァには爪を噛む癖があり、この癖によって毒が盛られたようだった。被害者のポケットには赤いチェスの駒が入っていたのだが、意味するところは不明だった。

事件後も大会は続き、アストリッドが被害者の対戦相手だったナイトウの不正に気付く。ナイトウは遠隔操作された腕時計の針を使って、駒の置く場所の指示を受けていた。不正を暴かれたナイトウは、自室へと戻るのだが、そんなナイトウも何者かに突き落とされて死んでしまう。ナイトウの口の中には、毒殺されたコロレヴァと同じタイプの赤いチェスの駒が入れられていた。

ホテルの作業員が容疑者となるが、身元は特定できず、捜査は難航する。そんな中、アストリッドが約2年前(26ヶ月前)の事件を見つけ出す。その事件でもチェスプレイヤーが死んでおり、現場には赤いチェスの駒が置かれていた。直後にチェスプレイヤーだったコロレヴァの姉も命を狙われ重傷を負ってしまう。

アストリッドは事件に隠されたメッセージに気付き、被害者達が関わったチェスの試合を調べる。一方、ラファエル達は珍しい赤いチェスの調査を進める。最終的に、カンタン・デフランジュという人物が容疑者として浮かび上がる。カンタンは10年前まで、有望なチェスプレイヤーだったが、自動車事故に遭い、今まで通りにはチェスができなくなっていた…。

棋譜の謎

26ヶ月前の被害者とプールで感電したコロレヴァの姉も含め、合計で被害者は四人です。この四人は、いずれも赤いチェスの駒を持たされてしました。被害者が被害に遭った現場からC-4などメッセージが発見され、それがチェスボードのマス目を示していることがわかります。それらが意味していたのは、カンタンと被害者達の同時対局で、カンタンがチェックメイトしたときの一手でした。

カンタンが事故に遭ったのは、被害者達が薬を飲ませたからです。被害者達は翌日に行われる大会で勝つため、有力候補のカンタンに薬を盛りました。寝坊させるのが狙いでしたが、カンタンは交通事故を起こしてしまい、チェスプレイヤーとしての才能を失ってしまいます。事故の真相を知ったカンタンは復讐のために、犯行に及びました。

6話

SNSで注目を集める環境活動家スラノヴスキーがある女性に刺される。活動家は助かり、加害者となった女性も逮捕されるが、その女性が「私は2059年からタイムトラベルしたアンドレア・マルタンだ」と主張し始める。アンドレア・マルタンという名前の女性は数多く実在しており、加害者の身元を特定するのは時間がかかりそうだった。

犯行に使われた凶器は路上生活者の支援施設に同じものがあり、自称マルタンもその施設を利用していた。精神的に不安定な女性の犯行というのが、有力な見解となる中、トラヴィスという人物の死体が発見される。トラヴィスは襲われたスラノヴスキーと環境活動団体を立ち上げた人物で、スラノヴスキーと共に石油会社の不正を調べていた。

負傷したスラノヴスキーは不正の証拠がトラヴィスのパソコンに保存されていた話すが、そのパソコンは行方不明だった。石油会社の不正はデータ改ざんで、公けになると、会社が窮地に追い込まれるのは間違いない。オペラ社が調査結果を隠すために、マルタンを雇ってスラノヴスキーを襲わせたとも考えられたが、そのような証拠はまったくなかった。

当のアンドレアは犯行理由として、「スラノヴスキーが母親をレイプしたから」と話す。このとき、母親は妊娠し、その子供がアンドレアだという。そんな話をしたアンドレアも移送中に忽然と姿を消してしまう。アストリッドの調査により、アンドレアはシャルロット・マルタンという人物であることが判明。シャルロットは過去にスラノヴスキーに対してレイプ被害を訴え、不起訴になっていた。

シャルロットの両親によれば、彼女は精神的な問題を抱えていたようだった。父親はかなり変わってしまったとこぼす。シャルロットは自身のレイプを忘れるために、タイムトラベラーなどの嘘を重ねたのかもしれなかった。

その頃、石油会社の社長から重大な事実が明かされる。データ改ざんの問題は金で解決済みだった。金を受け取ったのはスラノヴスキーだけで、トラヴィスは拒否していたという…。

タイムトラベラーの謎

環境活動家のスラノヴスキーが刺され、同じく活動家のトラヴィスが死体が発見されました。二つの事件は同一犯による犯行と考えられていましたが、偶然同じ時期に起きた全く別の事件でした。トラヴィスを殺したのはスラノヴスキーです。石油会社から金を受け取ったスラノヴスキーはトラヴィスを始末して埋めました。そして、殺人犯のスラノヴスキーは過去にレイプした女性に刺されました。加害者のアンドレア・マルタン(シャルロット)は精神疾患を抱えており、それがタイムトラベラーという突飛な話の原因です。彼女はどこかへ消えてしまい行方については明かされません。

シャルロットはレイプされた時に妊娠し出産しています。その子供の名前がアンドレアで、つまり、シャルロットは自分の子供の名前を名乗っていました。ラファエルが幼い子供のアンドレアを訪ねると、シャルロットと同様に、手首に猫に引っ掛かれた傷がありました。二人は本当は同一人物なのかもしれません。

7話

エルワン・ル・トレアシュと名乗る男がバーで殺害される。被害者のエルワンは実業家の御曹司だった。兄のロイックが亡くなり、エルワンは強権的な人物の父の跡継ぎとなったが姿を暗ましていた。現在はエルワンの弟であるヤンが跡継ぎになっていた。

i class=”fas fa-pencil-alt”> その後の調べで、エルワンは既に死亡していることが判明する。エルワンの墓を調べてみると、棺に入れられた遺体は全く別人だった。検死した医師はルルーという人物で、明らかに嘘の記録を残していた。

ラファエル達はルルーに事情を聴こうとするが、ルルーは自殺してしまう。ラファエルはフルニエとアストリッドを連れてブルターニュへと向かい、死んだ医師の診療所を訪れる。検死の結果、医師は自殺に間違いなかった。診療所を調べると、エルワンの兄ロイックの死亡診断書がみつかる。ロイックは自宅の階段から転落死て死亡したと考えられていたが、診断書に書かれていた所見は事故死とは思えない内容だった。実際、ロイックの墓を確認すると、頭蓋骨の状態から町がなく他殺だった。エルワンにはソアジクという妹がいた。ソアジクによれば、長男のロイックが死んでから一家は崩壊したという。

その後、ラファエル達は村で有名な「呪いの館」に宿泊する。名前の通りに不気味なお屋敷で、物音に怯えたラファエルが地下で食料や寝床を発見する。どうやら、バーで死んだエルワンは、呪いの館に身を潜めていたらしかった。暗号で書かれた手紙も発見され、そこには『エルワン グワドムールに戻って 真実を話そう ソアジグ』と書かれていた。手紙を出したのは間違いなく妹のソアジグだった。

一族の謎

トレアシュ家には、強権的な父親と、精神に異常がみられる母親、情緒不安定な妹のソアジグ、そして、跡取りのヤンがいます。バーでみつかったのはソアジグの双子の兄であるエルワンです。トレアシュ家にはロイックという長男がいましたが、何者かに殺されています(ルルーという医師により事故死として処理された)。

ロイックを殺したのはソアジグで、ソアジグはロイックに性的な暴行を受けていました。ロイックは父親に毒されて、家族は自分の所有物だと思っていました。死体とソアジグを発見したエルワンは、ソアジグの身代わりになって罪を被ります。公けには事故死ということになりましたが、父親とヤンはエルワンが殺人犯だと信じていました。

国外へ逃亡していたエルワンは真相を伝えるために父親に連絡を取ろうとしていましたが、相手にされず、ヤンと話すことになります。ヤンはバーでエルワンと会い、長男殺害の真相を聞きました。このときヤンはエルワンの話を信用できず、出鱈目だと断定しエルワンを殺してしまいます。

8話(最終話)

ラファエルの運転してた車が事故に遭う。助手席には男性が乗っていたが、誰なのかはわからない。救急隊に助けられたラファエルだが意識を失ってしまう。アストリッドが病院に駆けつけ、ラファエルの記憶が3日間分飛んでいることがわかる。ラファエルの携帯も紛失していた。その後、助手席の男性はジョン・マルク・ルーヴェであることが判明。ラファエルと因縁のある男だった。

ルーヴェはプロサッカー選手の代理人として、子供やその家族を騙し、金をむしり取っていた。10年前、ルーヴェはラファエルが担当する事件の容疑者だったが、証人の証言撤回やルーヴェ自身の権力によって、不起訴になっていた。事件のあと、ルーヴェはラファエルを訴えており、接近禁止命令を勝ち取っていた。

ラファエルとルーヴェの関係性を考慮し、捜査は他のチームが担当することになる。入院中のラファエルは病室でラファエルの荷物を漁る怪しい男を見かけ追いかけるが、逃げられてしまう。身の危険を感じたラファエルは病院から抜け出しアストリッドの元へと向かう。

アストリッドと合流したラファエルは事件の手がかりをみつけるため、ラファエルの自宅を調べる。部屋にはワイングラスが二つ置かれており、床には(バンな)ゴミが散乱し、ソファにはイヤホンが落ちていた。ラファエルが誰かと一緒に過ごしたのは間違いなかった。苛立ったファエルがタバコを吸おうとして、見覚えのないライターがあることに気付く。

ライターはバーのもので、店員がラファエルの来客を憶えていた。バーでラファエルは、誰かと会っていたのだが、相手の男性はルーヴェではなかった。店員によれば、ラファエルはたった四杯で記憶を失くしたという。それは、普段のラファエルからは考えられないほどの少量だった。

ひとまず店を出たラファエルは『銃声を耳にした』ことを思い出し、近くを調べる。すると、ゴミ箱の下に広がった血痕をみつける。ゴミ箱の中にはラファエルがなくした携帯も捨てられており、携帯には、ルーヴェを呼び出すようなメールが残っていた。

その後、ラファエルが自宅に戻ると、病院で荷物を漁っていた人物が侵入してくる。ラファエルはその男を気絶させて捕まえるが、逃げられてしまう…。ラファエルは薬を盛られていたことが判明する。また、ルーヴェの被害者が自殺していることもわかり、バーのライターはUSBメモリーで、その中にルーヴェの資金洗浄に関する不正を示す証拠が入っていた…。

事故の真相

ラファエルの横で被害者が死んでいたこと、凶器がラファエルの拳銃だったことなどから、ラファエルが最も怪しい容疑者になります。しかし、ラファエルははめられただけで、真犯人は被害者の運転手ミュニエズでした。運転手の息子はサッカー選手候補でしたが、うまくいかず自殺していました。父親は復讐のため、ルーヴェの運転手になり機会をうかがっていました。

真犯人のミュニエズはルーヴェの資金洗浄に関する証拠を手に入れ、殺害計画を立てます。バーでラファエルに証拠を渡し、殺害計画をラファエルに打ち明けますが、止められたため、ルーヴェのために準備していた薬を使ってラファエルの意識を奪います。その後、ラファエルの携帯でルーヴェを呼び出し、ラファエルの拳銃で被害者を殺害しました。その後の手口については詳しく語られていませんが、車を用意してラファエルと被害者を乗せ、事故を起こし、ラファエルが事故を起こしたようにみせています。

ミュニエズが渡した資金洗浄の証拠はUSBメモリーで、見た目はライターです。ラファエルが持っていた火の点かないバーのライターが実はUSBメモリーでした。

感想

一話完結で概ね60分のドラマなので、事件の展開は早いと思います。わかりやすい単純な事件は登場しないので、情報密度はかなり高いです。一方で、アストリッドとラファエルの関係や、その他、登場人物との人間関係は、ゆっくり丁寧に描かれている印象でした。個人的にはアストリッドとニルスの組み合わせが面白かったです。

最後はシーズン5が気になる感じでした。ラファエルは妊娠していましたし、アストリッドに関しては、テツオが東京に帰ってしまうかもしれないということでした…。ラファエルとニコラは六回(だったか忘れたが、とりあえずいっぱい)ピーしたらしいですが、<職場で>といっていたのは、聞き間違いでしょうか。ピーのときにアストリッドが発見したゴミを使っていたなら、ほぼ妊娠しないのではないかと思ったりもします。

シーズン5

あやふやな情報ですが、シーズン5のフランス放送は2024年秋に予定されているようです。フランスで2024年秋となると、日本国内での放送は2025年頃になるかもしれません。

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