『そして誰もいなくなった』は1939年に発表された長編推理小説で、世界で最も読まれた推理小説といわれています。この記事では、あらすじや登場人物をネタバレなしでまとめています。
内容紹介
10人の男女が孤島の屋敷に招待される。不思議なことに屋敷の主は不在だった。夕食を迎え、レコードから流れる音声によって、それぞれの罪が告発される。そして、童謡の歌詞通りに次々と招待客が殺されていく…。
- ミステリーとサスペンス、謎解きとスリルを味わえる名作
- アガサ・クリスティの代表作でクローズドサークルものの金字塔
- 多くのミステリ作家に影響を与えた名著
- 緻密な構成と完成度の高さが特徴
- 再読したくなる一冊
登場人物
主な登場人物をまとめます。なんとなくの雰囲気をお伝えするため、2017年に放送された日本版ドラマのキャストもあわせて記載します。
- エミリー・ブレント(大地真央)
老嬢。厳格な女性。 - ヴェラ・クレイソーン(仲間由紀恵)
若い女性。秘書や家庭教師として働く。オーエン夫妻に雇われた。 - アンソニー・マーストン(向井理)
青年。プレイボーイ。遊び人で生意気な性格。 - ジョン・マッカーサー(津川雅彦)
退役した将軍。 - フィリップ・ロンバード(柳葉敏郎)
元軍人。スリルを求める性格。 - ウィリアム・ブロア(國村隼)
元刑事。現在は探偵。 - エドワード・アームストロング(余貴美子※)
医師。ロンドンに医院を構える。 - ローレンス・ウォーグレイブ(渡瀬恒彦)
元判事。正義感の強い老紳士。 - トマス・ロジャース(橋爪功)
使用人。オーエン夫妻に雇われた。 - エセル・ロジャース(藤真利子)
料理人。トマスの妻。 - オーエン夫妻
富豪。孤島の持ち主であるが、姿をみせない。
※エドワード・アームストロングは男性ですが、日本版ドラマでは女性に変更されています。
感想
アガサ・クリスティの代表作で推理小説の代名詞ともいえそうな作品です。名探偵ポアロシリーズやミス・マープルシリーズで知られるクリスティですが、それらの作品とはまた違った作品です。歴史的名作であるのは間違いなく、登場人物が孤島で次々と殺害されていくストーリーや歌詞通りの殺人は、多くのミステリーにオマージュされています。
登場人物は多いかもしれませんが、それぞれに個性があります。物語が進むにつれキャラが明確になり、ページを繰るごとに緊張感が高まります。ミステリーファン必読の傑作であることは間違いないですが、ミステリーを読まない方にも読んで欲しい一冊です。
まとめ
「そして誰もいなくなった」について内容や特徴、登場人物などをネタバレなしでまとめました。
コメント