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連続殺人鬼カエル男シリーズの読む順番【中山七里】

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 中山七里『連続殺人鬼カエル男シリーズ』の読む順番・作品一覧と感想です。2024年11月8日に三部作完結編となる『連続殺人鬼カエル男 完結編』が発売されました!

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順番

『連続殺人鬼カエル男』のタイトルを冠する作品は3冊あります。刊行順に読むことを強くオススメします。そして、実は『嗤う淑女二人』がサイドストーリーのような位置づけになっています。『嗤う淑女二人』を読んでいないと物語が繋がらないということはありませんが、読んでいるとより一層『完結編』を楽しめると思います!

連続殺人鬼カエル男

 マンションの13階からフックでぶら下げられた女性の全裸死体。傍らには子供が書いたような稚拙な犯行声明文。これが近隣住民を恐怖と混乱の渦に陥れる殺人鬼「カエル男」による最初の凶行だった。警察の捜査が進展しないなか、第二、第三と殺人事件が発生し、街中はパニックに……。無秩序に猟奇的な殺人を続けるカエル男の正体とは? どんでん返しにつぐどんでん返し。最後の一行まで目が離せない。
宝島社

連続殺人鬼 カエル男
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カエル男シリーズ

感想

  • 怒涛の展開と衝撃のラスト!
    何度も覆される展開と、予想を裏切る結末に驚愕します。中山七里作品の特徴である「どんでん返し」を味わえます
  • 猟奇的な描写と緊迫感
    カエル男による猟奇的な殺害方法や、事件を追う刑事たちの苦悩がリアル!
  • 社会派ミステリー
    単なる猟奇殺人事件ではなく、刑事の苦悩、マスコミの報道、市民の反応などなど、社会的な側面についても描写があります。特に刑法39条(心神喪失者等の行為)について考えさせられます
  • 古手川刑事の魅力
    登場人物の魅力もあります。主人公である古手川和也の未熟さや人間味あふれる描写に共感できます

 衝撃的な内容と怒涛の展開で読者を飽きさせない、エンターテイメント性の高い作品で、社会派ミステリーとしての側面も持ち合わせています。ただし、『グロ注意』です。猟奇的な描写は好みが分かれるかもしれませんね…。

連続殺人鬼カエル男ふたたび

 渡瀬&古手川VSカエル男、ふたたび!
 凄惨な殺害方法と幼児が書いたような稚拙な犯行声明文、五十音順に行われる凶行から、街中を震撼させた“カエル男連続猟奇殺人事件”。それから十カ月後、事件を担当した精神科医、御前崎教授の自宅が爆破され、その跡からは粉砕・炭化した死体が出てきた。そしてあの犯行声明文が見つかる――。カエル男・当真勝雄の報復に、協力要請がかかった埼玉県警の渡瀬&古手川コンビは現場に向かう。さらに医療刑務所から勝雄の保護司だった有働さゆりもアクションを起こし……。破裂・溶解・粉砕。ふたたび起こる悪夢の先にあるものは……。
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感想

 グロ描写があったり、刑法39条がテーマになっていたりと、1作目の『連続殺人鬼カエル男』と似ています。まずは1作目を読んで下さい!個人的には1作目の方が好きかも。

連続殺人鬼カエル男 完結編

 40万部突破の大人気シリーズ!「心神喪失者の行為は罰しない」刑法第39条vs連続殺人鬼、救うべきは誰か。

 凄惨な殺害方法と、稚拙な犯行声明文で世間を震撼させた「カエル男連続猟奇連続殺人事件」。事件のキーマンである有働さゆりは医療刑務所から脱走し、行方知れずのままだった--。その頃、精神疾患を抱える殺人犯を無罪にした人権派弁護士が何者かに殺害される事件が発生。遺体のそばには、あの稚拙な犯行声明文が残されていた。捜査一課の渡瀬と古手川はカエル男の犯行を視野に入れて捜査を進めるも人権派弁護士の殺害は続く。これまでと異なる動きを見せるカエル男に翻弄される渡瀬は、ある人物からひとつの提案を受け……。
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連続殺人鬼カエル男 完結編
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カエル男シリーズ

感想

 刊行順に読んだ方がいいです。シリーズ未読者は人間関係とか、登場する事件とかが理解できず、楽しめなさそうです。内容は、シリーズの完結にふさわしかったと思います。飽きさせない展開、刑法39条というテーマへの切り込み、登場人物のあれこれ(詳しくはネタバレになるので書けません…)。中山七里作品っていう感じで、それが安定感につながります。

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