7話
テストケースNo.10新谷啓一(しんたに・けいいち)。麻薬密売取引を牛耳る喜多野と何かしらの接点があると考えられている男性ですが、現在は無職で妻と共に団地で暮らしています。妻の新谷涼子(しんたに・りょうこ)は喜多野から指示を受けた男と密会しており、新谷夫妻は喜多野と交渉中の様子です。
このケースでは小田切が新妻として団地に引っ越し、新谷家に近づいています。山内も宅配業者のふりをして新谷をおびき出し、井沢が室内に隠しカメラを設置する手助けをしています。
虐待
新谷夫妻の上の階には小学生低学年の男の子と母親が暮していますが、その男の子は母親による虐待が疑われています。普段一人で遊んでいることの多い男の子ですが、時々、父親らしき人物が遊び相手になっているようです。
ネタバレ
新谷啓一は密売組織のリストをネタに喜多野を脅していました。啓一は金を受け取った後、喜多野を殺害しようとしていたため、ミハンシステムで危険人物として名前が挙がっていました。啓一の計画には妻の涼子も全面的に関わっていましたが、最後の交渉で涼子の裏切りが発覚します。
本物の喜多野は啓一が留守にしている隙に新谷家の部屋に忍び込み、パソコンに保存されたリストを削除しようとします。パソコンにはユキオ君(虐待を受けていた男の子)の指紋によるロックがかかっていましたが、実は、ユキオ君と一緒に遊んでいた父親らしき人物こそが喜多野でした。
喜多野は計画通りリストを削除し、ユキオ君を始末しようとします。そこに駆け付けたのは、田村亡きあと、未犯に疑問を頂いていた南でした。格闘タイプではない南は喜多野にやられてしまいますが、すぐに井沢が現れ、喜多野を取り押さえます。
桜木と井沢
- 桜木泉のノートには死亡した警察官の名前も書かれており、その警察官は井沢の妻の同僚だった。警察官が死んだすぐ後に、井沢の家族も殺された
- 井沢の妻と娘を殺害したとされる宇佐美が出所する。井沢は刑務所から出てきたばかりの宇佐美に接触し、井沢の家族を殺した犯人は宇佐美でないと問い掛ける
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