『ある閉ざされた雪の山荘で』のあらすじや登場人物・キャスト、感想などをネタバレなしでまとめています。2024年1月12日に映画が公開されました。
あらすじ
物語の中心人物になるのは、舞台のオーディションに合格した7人の若者たち。早春のペンションに集められた7人は、謎の演出家によって外部との連絡を制限され、“吹雪の山荘”という体で殺人劇の稽古を続けることになる。そんな中、集められた人物のうち一人が行方不明になってしまう。
解説
『ある閉ざされた雪の山荘で』というタイトルから大雪で孤立したペンションなどのクローズド・サークルを想像しますが、“吹雪の山荘”という設定があるだけなので、大雪や雪景色は登場しません。
この設定によって登場人物達の立場が複雑になりますが、これが、物語のポイントでもあります。ペンションに集められた7人は殺人劇の稽古というかたちで演技をしていますが、それがお芝居なのか、それとも現実なのかがわかりません。こういった部分が、サスペンス・エンターテインメントとしての魅力といえます。
劇団に所属する役者7人に届いた、4日間の合宿で行われる最終オーディションへの招待状。
新作舞台の主演を争う最終選考で彼らが“演じる”シナリオは、【大雪で閉ざされた山荘】という架空のシチュエーションで起こる連続殺人事件。出口のない密室で一人、また一人と消えていくメンバーたち。
果たしてこれは、フィクションか?それとも本当の連続殺人か?
彼らを待ち受ける衝撃の結末とは――
引用:公式ホームページ
原作と映画の違い
映画と原作小説は完全にではありませんが、概ね同じ内容になっています。
紹介動画
登場人物とキャスト
主な登場人物とキャストについてまとめます。
名前 | キャスト | 説明 |
---|---|---|
久我和幸 | 重岡大毅 | 主人公 俳優を目指すフリーター |
中西貴子 | 中条あやみ | 役を奪われた俳優 個性派 |
田所義雄 | 岡山天音 | クセのある俳優 由梨江に好意を抱いている |
元村由梨江 | 西野七瀬 | お嬢様俳優 容姿端麗だが世間知らず |
笠原温子 | 堀田真由 | ワガママ俳優 女性メンバーのリーダー格 |
雨宮恭介 | 戸塚純貴 | トップ俳優 実力も華もある |
麻倉雅美 | 森川葵 | 退団した劇団員 |
本多雄一 | 間宮祥太朗 | 劇団のリーダー 温厚な性格 |
原作の感想
原作小説のレビューを機械学習で1枚の画像にまとめました。
一人また一人と仲間が消えていく。これは芝居なのか、それとも現実なのか…。設定が面白いのは間違いないです。犯人は比較的容易にわかるらしいですが、私は真相を終盤まで見抜けず、推理を楽しめました。
映画化ということで再読。なかなか斬新な設定なので、映像化は難しそう、などと思いながら読んだ。再読して、トリックが素晴らしく、伏線も見事に回収されているとおもった。
仮面山荘殺人事件
『ある閉ざされた雪の山荘で』のレビューによく登場しているのが、東野圭吾氏の推理小説『仮面山荘殺人事件』です。作品同士に繋がりがあるわけではありませんが、山荘が舞台などの共通点があります。レビューでは、個人的には仮面山荘の方が好きという意見もみられます。
8人の男女が集まる山荘に、逃亡中の銀行強盗が侵入した。外部との連絡を断たれた8人は脱出を試みるが、ことごとく失敗に終わる。恐怖と緊張が高まる中、ついに1人が殺される。だが状況から考えて、犯人は強盗たちではありえなかった。7人の男女は互いに疑心暗鬼にかられ、パニックに陥っていった……。
映画の感想
映画のレビューを機械学習で1枚の画像にまとめました。公開1週間時点の評価はやや低めのようです。
評価が低かったので期待せずにみたけど、面白かった。複雑でややこしいところはなく、誰でも楽しめるミステリーだった。
個人的には、友達とかに感想を聞かれたら『まぁまぁ面白かったよ』って伝える感じの映画。面白くないわけではないですが、ちょっと物足りなかったです。東野圭吾原作ということで、だいぶ期待していたからかもしれません。
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