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ガリレオ・爆ぜる前編|本上まなみ【9話・あらすじ・ネタバレ解説・感想】

3.5
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ガリレオ(ドラマ)第九話「(はぜ)・前編」のあらすじとネタバレ、トリック解説、感想・考察をご紹介します。第九話ではデスマスクの謎が登場し、この謎が解明されます。

項目 内容
ゲスト 本上まなみ
放送日 2007/12/10
原作 探偵ガリレオ
原作者 東野圭吾
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あらすじ

文化祭で防犯の授業を行うためにとある中学校を訪れた内海と弓削は、そこで、生徒が展示した『ゾンビのデスマスク』という石こうの仮面を見つける。デスマスクを制作した生徒は公園の池で拾った金属製の仮面を型にして作ったものだという。内海ら警察が自然公園を調査すると、池の底から男性の銃殺死体が発見される…。

事件概要

見つかった死体が放射線被ばくしていること、亡くなった男性は湯川の大学の卒業生であること、茨城県で爆死した男性とデスマスクの男性は同じ会社に勤めていること、その会社の設立者が帝都大学原子力学科の元教授木島征志郎であることなども明らかになります。湯川と木島の関係、二人の男性を殺した犯人は謎のままですが、どのようにしてデスマスクが作られたのかは、湯川が明らかにします。

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ネタバレ

デスマスクが作られた原因は雷です。不法投棄された鉄に落ちた雷は、鉄に絡まっていた配線をつたって池に放電されました。水中放電よって衝撃波が生じ、この衝撃波によって吹き飛ばされた鉄板が被害者の顔に衝突し、デスマスクが作られました。これは爆発成形と呼ばれる金属加工の一種といえます。

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トリック

デスマスクは自然現象により偶然つくられた手掛かりといえます。これを拾った中学生が『ゾンビのデスマスク』を作り文化祭で展示したため、衆目を集め、死体発見に至りました。犯人が仕掛けたトリックは被害者が生きているようにみせるというもので、アリバイ工作に使われました。

アリバイ工作

デスマスクの被害者は10月21日に、その姿が目撃されています。しかし、デスマスクが作られたという状況から、落雷があった10月19日には、既に死んでいたと考えられます。木島元教授は10月20日から渡米していたため21日のアリバイはありますが、19日以前のアリバイはないと考えられます*1

*1:ドラマで内海は21日のアリバイのみを確認しているため、それ以前のアリバイは語られていません

考察

デスマスクが作られた主な要因は落雷、不法投棄の二つでした*1。捨てられた鉄骨が避雷針となり、その鉄骨にケーブルが巻き付いていたため、池に放電されました。想像するに、子供や悪戯好きな大人が鉄骨にケーブルを巻き付け、一端を池に投げ入れたというような状況だと思われます。雷が鉄骨を直撃したとも考えられますが、鉄骨付近の木に雷が落ち、その電流が鉄骨を流れたという状況もあり得そうです。

*1:死体が沈んでいる、というのも必要です

爆発成形

調べたところ、爆発成形に通常使われるのは火薬のようです。薄い金属板の加工といえば、自動車のフレームやボンネットなどですが、これらの金属部品の加工には、プレスが使われることが多いです。プレスは加工しようとする金属よりも硬い金属でガッチリ挟んで、形を作る方法です。他にもあるかもしれませんが、爆発成形のメリットは加工用の硬い金属(金型)が必要ないことのようです。

フルフェイス

フルフェイスのヘルメットを被っている登場人物は、かなり怪しいです。顔が見えない、というのは、入れ替わり・替え玉などのトリックを予感させます。名探偵ポワロ「戦勝舞踏会事件」は仮面舞踏会が舞台となっており、全員マスク姿です。金田一少年の事件簿「飛騨からくり屋敷殺人事件」(アニメ)や「白蛇蔵殺人事件」(ドラマ2022)など、金田一シリーズ*2には顔の見えない怪しい人物が登場する傾向にあります。

*2:金田一耕助も含む

個人の感想

千葉県立現代産業科学館に放電実験の展示があり、目の前で落雷を見ることができます。想像以上に音が大きいです。この科学館は千葉県市川市にあり、わりと東京都の近くです。入場料は300円*1とお手頃です。科学館の放電実験を見る限り、コンデサーと呼ばれていた装置には、割と近づいても大丈夫なようです。それでも、内海はちょっと近すぎる気がします。電気って怖いですね。私は静電気がとても嫌いで、苦手です。私は一度、非常に軽い感電をしたころとがあります。通電している基板を素手で触ったわけですが、その時はなんか、わなわなしました。

*1:プラネタリウムや企画展には別途料金が必要です

ポンコツ刑事

今さらながら、弓削刑事はポンコツですね。なぜ刑事になれたのだろう、と思ったりもします。刑事が被害者や容疑者をナンパすることがあるのだろうか、ないないない。余計なこと考えてないで仕事しろ、と言いたくなってきます。しかし、そこが面白かったりもします。

科学者と廃棄物

不法投棄の原因は科学者や発明者にあるというような内容が登場しましたが、どちらかといえば、科学を利用していろいろ大量生産していることに問題があるのではないかと思ったりもします。大量生産して科学が発達したのか、科学が発達して大量生産できるようになったのか、そもそも、どっちが先かというのは問題になってはいないのか…、という感じでややこしくなります。

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