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ガリレオ2・演技る|蒼井優【8話・あらすじ・ネタバレ解説・感想】

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ガリレオ2・ドラマ第8話「演技(えんじる)」のあらすじ、真相、トリック解説、考察感想です。第八話では、女優が写真を使ったアリバイトリックを仕掛けます。

項目 内容
原作 虚像の道化師 ガリレオ7
ゲスト 蒼井優
放送日 2013/6/3
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あらすじ

人気劇団の代表である駒田が自宅マンションで何者かに殺害される。第一発見者は女優の神原敦子で、衣装係の女性と一緒だった。現場はマンションの20階でドアも窓も施錠されていた。しかし神原は被害者と交際していたため、合鍵を所持しており、被害者の部屋に入ることができた。二人が死体を発見したのは午後7時50分頃で、その約20分前に、神原と衣装係は駒田から電話を受けていた。この7時30分頃まで駒田は生きていたと考えられ、神原は衣装係とカフェで一緒だったため、完璧なアリバイがあった。岸谷から相談を受けた湯川は神原のアリバイトリックをすぐに見抜いてみせる。しかし、駒田の携帯には、マンションからは絶対に撮影できない写真が保存されており、再び、神原のアリバイが成立することになる。

事件概要

神原敦子が犯人であることは間違いありません。電話のアリバイトリックは、神原自身が駒田の携帯を使うことによって成立していました。神原は犯行後、被害者の携帯を持ってカフェへ向かい、ポケットの中で操作し、衣装係に電話をしました。自分に対する着信も、自分で被害者の携帯を使っていました。このトリックを知った岸谷はマンション付近を調べ、7時15分頃に、タクシーの車載カメラに神原が撮影されていることを突き止めます。この証拠により、神原が被害者のマンション付近にいたことが確実となります。

しかし、被害者の携帯には、月の写った花火の映像が残されていました。犯行があった頃、お台場にある被害者のマンション付近で花火が打ち上げられていました。被害者の部屋には、北と南に大きな窓があり、この窓から花火を見ることはできます。しかし、花火は北の方角、そして、月は南に浮かんでいます。そのため、月を背景にして、花火の写真を撮影することはできません。写真の撮影日時は19時10分だったため、このとき、被害者は自宅ではなく、別の場所にいたということになります。月を背景に写真を撮ることができる場所はマンションから離れており、7時15分頃にマンション付近にいたということが証明された神原敦子には、被害者の殺害は時間的に不可能でした。神原自身も、マンションには訪れたが、誰もいなかったと証言します。

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ネタバレ

写真は、鏡面フィルムを貼り付けたテレビに映り込んだ花火を、さらに南側の窓にうつし、月と一緒に写真を撮っていました。つまり、写真は被害者の自宅で撮影したものです。テレビに貼ったフィルムは画面が映っているときはテレビの画面として機能し、画面を消すと鏡のようになるという代物でした。犯人の神原は花火の写真を撮影した後、このフィルムをはがし、処分したようです。動機は振られたからという理由にみえますが、犯人には、殺人を殺人の演技に活かすという魂胆もありました。しかしこれは、湯川と岸谷によって、自己満足であると否定されています。

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トリック

アリバイトリックが二つ登場しています。一つは携帯を使ったアリバイです。被害者の携帯を犯人が所持し、さらに、自身が第一発見者となり、トリックに使った被害者の携帯をそっと現場に戻しておくことで、アリバイが成立していました。犯人が被害者の携帯を使って電話したのは、自身と衣装係の安倍という女性です。被害者が、大した付き合いのない安倍に電話したのは、電話帳の一番上だったということにするため、犯人は被害者の電話帳から数名を削除しています。もう一つはトリック写真を使っており、これが、犯人のアリバイを成立させました。現場からは撮影できない写真なので、被害者は現場から離れた場所にいたということになります。

写真

犯人は月と花火の写真を南側の窓から撮影しました。花火は鏡を使って反射させたものであり鏡像でした。鏡はテレビのディスプレイに鏡面フィルムを貼り付けることによって存在しており、このフィルムを犯人が処分したため、現場に花火を映すような鏡はありませんでした。

考察

トリック写真は写り込みを使って作られていました。鏡を利用したのは、間取りや花火の打ち上げ場所などの理由で、北の窓から南の窓へ直接花火が映り込まないためだと考えられます。映り込みなので、花火の光に照らされたテレビ、その他の家具家電、装飾類なども映ってしまいそうではあります。

基地局

携帯の通信は基地局を経由するため、どこから通信したのかが概ね絞り込めるようです。この事件の場合、被害者が見つかった自宅マンションと、犯人がアリバイ工作をしたカフェは5km程度は離れています。基地局の守備範囲が3km以下であることを考えると、自宅から電話したわけではないことが明らかになるはずです。湯川先生はトリックにすぐに気付いていますが、警察もいずれは辿り着いていたように思います。誰が電話をしたのかまではわからないですが、カフェにいたということが確実な神原には嫌疑がかかるはずです。

感想

携帯のトリックがわかってしまい、天狗になっていたところ、あっさりとガリレオ先生が解決していました。こういう転落の仕方は、なかなかに恥ずかしいものです。その後、犯人が神原であることが確かなものとなり、アリバイ崩しが始まりました。タイトル画面*1に反射を現すような模式図があったので、それが、かなりのネタバレになっていた気がします。

*1:お馴染みの音楽とともに現れる白い画面です。ドアにタイトルが描かれ、タイトルの下に、毎回、エピソードを象徴する模式図が登場します

くりちゃんの殺人

栗林さんは、わざわざ殺されなくてもよかったのではないかと、ちょっと思ってしまう。若干、扱いが酷い気がしないでもない。くりちゃんの精神的ストレスは計り知れないですな。それはともかく、湯川先生の「あまりにも友達が少なすぎる」発言には、笑ってしまいました。

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