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ガリレオ2・幻惑す|大沢たかお【1話・あらすじ・ネタバレ解説・感想】

3.5
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ガリレオ2・ドラマ第1話「幻惑(まどわす)」のあらすじと真相、トリック解説・考察、感想です。1stシーズンで湯川の相棒だった内海が、アメリカで研修を受けることになるため、新たに岸谷美砂(きしたに・みさ)警部補という相棒が登場します。

項目 内容
ゲスト 大沢たかお
放送日 2013/4/15
原作 虚像の道化師 ガリレオ7
原作者 東野圭吾
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あらすじ

新興宗教団体『クアイの会』の支部である雑居ビル5階から、信者の一人が転落死する。転落死の原因は教祖の『送念』だという。転落する瞬間を、たまたまその場に居合わせた雑誌のカメラマンが撮影していた。間違いなく信者は自ら飛び降りたようにみえるが、飛び降り時に発生した停電やヒビの入った窓ガラス、そして、死体の目が白濁していることなど、不審な点はいくつかあった。内海に捜査依頼を受けた湯川と事件担当者の岸谷は調査のため教祖と対峙するが、そこで、『送念』による心の浄化を体験することになる。

事件概要

教祖練崎至光(れんざきしこう)は手をかざし、念を送ることで信者を苦しめ、転落死させました。教祖は念で人を殺したといって自首しますが、すぐに釈放されます。念などというものを信じない物理学者の湯川と警部補岸谷は宗教団体の本拠地へと赴きます。そこで、身体が温まるような不思議な感覚を味わいます。これを団体の関係者らは心の浄化と呼んでいるようです。

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ネタバレ

信者が転落死したのはマイクロ波を照射されたためです。強力なマイクロ波を浴びた被害者は、体の水分が蒸発するという現象に見舞われ、ひどく苦しんでいました。そして、苦痛に耐えきれなくなった信者は、窓から飛び降り、転落死しました。

宗教団体の本拠地で湯川と岸谷が感じた温もりも、マイクロ波によるものです。質素な暮らしを送る『クアイの会』の信者ですが、教団の幹部は信者から集めた金で贅沢な暮らしをしており、実は、風力や太陽光で発電した電力以上の電気を使うことができました。主謀者は教祖の妻と幹部の男性二人で、教祖の練崎至光はマイクロ波の存在すら知らないようでした。

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トリック

凶器にマイクロ波を使うというのがこのエピソードのトリックでした。結果的に信者は死んでしまいましたが、犯人らに殺害の意志はなく、裏切者の信者を懲らしめるために強力なマイクロ波を浴びせたところ、不運にも、被害者が窓を突き破って転落してしまいました。つまり、犯人に完全犯罪の意図はなかったと考えられます。検死の結果、転落死であることが確かめられたため、教祖の不思議な力による謎の転落死、と世間や警察に認識されます。犯人達はこれを利用し、犯行を黙っていました。

手掛かり

マイクロ波のトリックにはいくつかの手掛かりが残りました。まず、被害者はマイクロ波で温められたため、眼球が白濁していました。魚の目を焼くと白くなると同じ理由で、たんぱく質が温められたためだと考えられます。飛び降り時には停電も起きています。強力なマイクロ波を発生させたため、ブレーカーが落ちてしまいました。また、被害者の背面にあった窓ガラスにも亀裂が入っています。これは、その場にカメラマンがいたため残った証拠です。亀裂が入った理由は窓の水滴がマイクロ波で加熱されたためです。耐熱ではないガラス製のコップに熱湯を注ぐと割れてしまうのと、同じ現象が起きました。

考察

被害者は開放的な電子レンジで温められ、それに耐えられなくなり、飛び降りました。自殺にも見える事件ですが、教団の幹部らによるマイクロ波が原因なので、傷害致死の罪や自殺教唆罪に問われるのではないかと思います。おそらく、犯人らは、殺すつもりはなかったと証言し、殺意を否定するはずです。私は別に法律の専門家でもなんでもないので、これは単なる妄想です。

電子レンジ

マイクロ波を使った兵器もあるようです。家庭の電子レンジでは、サイズの問題で凶器にはなりそうにない*1です。電気工学などの知識がある人ならば、古い電子レンジを分解してマイクロウェーブ照射装置を作れるのかもしれません。とりあえず部品は揃いそうではあります。電子レンジはありふれた家電なので、あし(・・)もつきにくいように思います。ただ、電子レンジには高電圧となる部品があるようなので、素人が分解すると感電死する恐れがあります。

*1:鈍器などで使う場合を除く

感想

さらっと弓削刑事の行方がわからなくなっているような気がします。どこかに異動になったのでしょうか。内海達の会話の中でも登場していないです。監察医(真矢みきさん、あきらめないで)も別の人になっていたようです。第一シーズンから六年後(実際、第一シーズンの放送からも六年経っているようです)なので、いろいろあったのかもしれません。

最後のシーン

最後、教祖が留置場みたいなところで、相部屋となった人の心を解き放っています。超能力でしょうか?相部屋の人は、上を見上げて死にたげだったので、それを感じとって、優しい言葉をかけてあげたようにも見えます。

TRICK

怪しげな宗教団体との対決というと、ドラマ「TRICK」を思い出します。こちらも物理学者が登場していましたので、ガリレオと多少は共通点があるように思います。今回のエピソードに限っては、教団のインチキを暴くというお話が、とても似ています。

チンする

家庭用の電子レンジに人は入りませんが小動物なら入ります。実際、猫などを電子レンジに入れて加熱し、死なせた事件があるようです。なんてひどいことをするのか、と思います。とても便利な電子レンジですが、実はとても危険な道具でした。それをいうなら包丁とかもそうなわけですが。うまく使えば暖房器具にもなりそうですが、販売されていないのは、効率が悪かったり、危険だったりするからかもしれません。そういえば、シーズン1の第一話にも電子レンジの話題が登場していました。あれは、大学の講義室で内海が湯川に質問され恥をかくシーンだったと思います。

警部補岸谷

新人の岸谷は既に警部補です。古畑やコロンボ、コナンの佐藤刑事と同じ役職です。どうやら、国家試験に合格し警視庁に採用された警察官は警部補が初任だそうです。キャリアと呼ばれる岸谷のような人とは違い、都道府県の警察官採用試験に合格した警察官はノンキャリアとなり、初任は巡査だそうです。

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