『シャーロック・ホームズ 罪と罰(Sherlock Holmes: Crimes&Punishments)』は全6章の推理アドベンチャーゲームです。「ブラック・ピーター」や「修道院屋敷」など、コナン・ドイルの原作をゲーム化したエピソードもあります。この記事では、各章のあらすじや犯人・正解などをまとめています。
項目 | 内容 |
---|---|
タイトル | シャーロック・ホームズ 罪と罰 |
ハード | Switch PS4 他 |
発売日 | 2014年9月30日 (火曜日) |
正解(ネタバレ注意)
各章の正解(犯人)を簡単にまとめます。事件のあらましなど概要は、各章の項目に記載しています。
チャプター | 正解 |
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1章 ブラック・ピーターの運命 |
ケアンズが犯人 |
2章 線路上の謎 |
メキシコ人がチリ人を溺死させた |
3章 血の浴室 |
パーシバル・ブリンクホーン (氷のナイフ) |
4章 アビー屋敷の事件 |
船長が殺人犯 |
5章 キュー植物園の一件 |
ホワイトが共犯者 | 6章 半月夜の散歩 |
フォーリーの復讐 |
ブラック・ピーターの運命
レストレード警部に依頼を受けたシャーロック・ホームズが『木こりのリー』で起きた殺人事件を捜査します。被害者はピーター・ケアリーという人物で、銛でぶっ刺されていました…。
怪しい人物が何人か登場しますが、犯人はパトリック・ケアンズです。ケアンズは死んだピーター・ケアリー船長の船に銛打ちとして乗り込んでいました。ブラック・ピーターことケアリー船長は漂流していた男を殺して、金品(有価証券)を奪ったらしく、ケアンズはその姿を目撃していました。
ケアリー船長の居場所を知ったケアンズは『木こりのリー』を訪れたわけですが、酔った船長が暴れ出したため、銛でぶっ殺すことになります。
なお、漂流していた男性の息子がジョン・ネリガンで、彼は父の有価証券を探していました。ライアム・ハートレイは庭師で、ケアリー夫人と不倫をしていたようです。ケアリー夫人は不貞を隠すために嘘をついています。
線路上の謎
列車が消える事件です。そんなはずはない!ということでホームズとワトソン博士は捜査を開始します。殺人が起きたとか、盗難があったとか、そういった事実はないわけですが、列車消失はある大きな事件へと繋がります。
メキシコ人やチリ人など具体的な名前のない登場人物が登場し、この方々が犯人と被害者だったりします。『カラカル』というメキシコ人の会社がWEA石炭会社を正規に買収しようとしていたわけですが、『バルカザス』というチリ人の会社がコネを使って石炭会社を横取りしてしまいます。
このことに腹を立てたメキシコ人がチリ人の乗る列車ごとジャックし、チリ人もろとも湖に沈めます。ホームズとワトソンが調べているとき、湖には幾人かのチリ人と列車が沈んでいたということで、そう思うと、なんだか感慨深いです。なお、ドンカスター駅の駅長はお金に困ってチリ人の犯罪に手を貸しています。
結局、消えた列車はなんだったのかというと、あれは手漕ぎのトロッコでした。列車が通過したようにみせるため、偽の列車を用意していたらしいです。
血の浴室
サウナで男性の死体が発見されます。密室状態のサウナには被害者以外に三人の人物が入っており、この三人が容疑者になります。わざわざ容疑者が絞り込まれるような状況で犯行に及ぶというのはアホですが、おそらく、自分以外の人物に罪をなすりつけようとしていたのだと思われます。
犯人は考古学者のパーシバル・ブリンクホーンで、凶器は氷のナイフです。動機は復讐のためでした。この事件にはミトラス教という怪しげな信仰が登場しますが、呪いや悪霊などの超自然的な力は一切登場しません。
アビー屋敷の事件
アビー屋敷でブラッケンストール氏が殺害される事件。レストレード警部に呼ばれたホームズが屋敷に辿り着くと、どうやら、強盗犯の仕業ということで片付いたようですが…。
強盗犯に襲われたというのはメアリー・ブラッケンストール夫人や侍女の嘘でした。真犯人はクロッカー船長です。誰?と感じですが、クロッカーは船でメアリーに一目惚れし、メアリーのことを想い続けていました。そんなクロッカーが家庭内暴力を知り、ブラッケンストールを殺害することになります。
キュー植物園の一件
キュー植物園で植物が盗まれた。単なる盗難事件だと思えたが、数日前に植物園園長のモンタギュー・ダンが突然死していることが判明する。
犯人はマーティン・ヘイミッシュとマーガレット・ホワイトです。ヘイミッシュは自殺してしまいますが、自殺へと導いたのはホワイトです。
二人は強力な毒ガスを発生する植物を使って被害者を毒殺しています。その具体的な方法は、換気ダクトにイモムシを置いておき、被害者が食虫植物に近づいたら換気装置を動かしてイモムシを落とすというものです(イモムシに反応して大きく動く植物、動きに反応してトゲを発射する植物、トゲに反応して毒ガスを発する植物が使われています)。換気装置を動かすタイミングはヘイミッシュとホワイトにしかわかりませんでした。
半月夜の散歩
ベイカー街遊撃隊の一員であるウィギンズの兄レイトン・チャップマンが二人の人物を殺した容疑で捕まってしまう。事件は路地で起きており、目撃証言などからして犯人はチャップマン以外に考えられなかった。チャップマンによれば、怪しい人物が突然、消えたという。
容疑者のチャップマンは被害者の一人と知り合いでした。その知り合いが殺されたため、真犯人を追いかけたところ、花火の閃光で幻惑されてほんの一瞬目を離したスキに綺麗さっぱりいなくなっていました。これは、建物の壁をよじ登って逃げたということがわかります。
真犯人はチャールズ・フォーリーでサーカス団員の一員でした。
トリックまとめ
各章に登場したメイントリックや結末を簡単にまとめます。
章 | トリック |
---|---|
1章 ブラック・ピーターの運命 |
怪しすぎる容疑者 |
2章 線路上の謎 |
トロッコを列車にみせる |
3章 血の浴室 |
氷の凶器 |
4章 アビー屋敷の事件 |
有名な強盗犯の仕業にみせる |
5章 キュー植物園の一件 |
共犯 植物の毒ガスで自然死にみせる |
6章 半月夜の散歩 |
壁をよじ登って逃亡 (犯人は軽業師) |
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