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推理ゲーム

かまいたちの夜|シナリオ一覧【ネタバレ注意】

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 かまいたちの夜』には複数のシナリオがあります。初期状態で遊べるのはミステリー編で、エンディングをみることでスパイ編、悪霊編など他のシナリオが遊べるようになります。この記事では、スーファミ版およびプレステ版のシナリオ一覧と各シナリオのストーリーをネタバレありでご紹介しています。

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一覧

 SFC版のシナリオは全部で9つあります。移植作のPS版では2つ追加され、合計11のシナリオがプレイできます。

  • ミステリー編
    メインシナリオ。田中殺しの謎を追う物語
  • スパイ編
    「こんや、12じ、だれかが死ぬ」が「こんや、かまいたちがあらわれる」に変わる
  • 悪霊編
    窓の外に目が…
  • 鎌井達の夜編
    主人公達がゲームの中で『かまいたちの夜』をプレイし始める
  • 雪の迷路編
    ペンションに辿り着く前に事故る
  • Oの喜劇編※ゼロではなくアルファベットのオー
    夕食のときに…
  • 暗号編
    宝探しが始まる
  • チュンソフ党の陰謀編
    まさに陰謀
  • 不思議のペンション編/迷宮編
    迷路
  • 真理の探偵物語編(PS)
    後日譚
  • ちょっとエッチなかまいたちの夜(PS)
    音声ドラマ
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ミステリー編

ミステリー編については下記のページにまとめています。

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スパイ編

実は真理は日本の諜報機関の一員だった。透は『かまいたち』なるスパイを巡る争い巻き込まれ、何度も命の危険にさらされる。死者が相次ぐ中、真理の上司である小林から『かまいたち』というスパイは実在しないことを明かされる。今回の騒動は、裏切り者を暴くための作戦だった。しかし、真理と透はこの作戦を知らされていなかった…。真相をしった真理と透は怒りに駆られ、小林をぶっ飛ばすのだった。

悪霊編

ペンション・シュプールには幽霊が出るという。部屋でくつろいでいた透と真理は窓から覗かれているという感覚に襲われる。どうやら、他の宿泊客たちも同じような体験をしていたらしい。オーナーの小林は商売上、幽霊話はタブーだと考え黙っていたらしい。そんな中、美樹本というフリーライターが遅れて登場し、20年前のクリスマスに起きた事件について話し始める。それはシュプールが炭火小屋だった頃、一郎という男性と美雪という女性が何者かによって殺されたという内容だった。驚くべきことに、真理の両親は一郎と美雪だった。

ペンションに響くガラスの割れる音…。田中が殺された。悪霊の存在がますます現実味を帯びてくる。小林は警察に連絡を取ろうとするが、通じない。何度目かの電話で恐ろしい声が聞こえた「真理…」。

真理が全身血まみれの状態で透の前に姿を現し、髪を鞭のように振り乱しながら襲いかかってくる。透が自身の胸元を見ると、洋服ごと切り裂かれ、血が滲み出ていた。真理は母である美雪に操られているようだった。一同は美樹本の助けを借りて真理を拘束することに成功。透が真理に話し掛ける。

幽霊たちの不気味な姿が次々と現れた。ついに、小林が20年前のクリスマスに起きた殺人事件の真相を語り始める、が、その時、美雪が小林に襲いかかった。美樹本のお守りは粉々に砕け散ってしまう。絶望的な状況の中、美樹本は美雪に「姉さん!」と呼びかける。

美樹本は事件の真相を知っていた。仇を討つため、シュプールを訪れていたのだった。透の手にはお守りだけが残されていた。そのお守りはかつて美雪が真理を生んだときに身に着けていたものだった。美雪に操られた真理を抱きしめながら透は、真理の体から力が消えていくのを感じた。

鎌井達の夜編

談話室にゲームが存在することに気づいた透と真理。二人は『かまいたちの夜』というゲームを手に取り、その世界へと没入していく。プレイヤーの名前は透と真理だった。驚くべきことに、ゲームの展開は、二人がペンションを訪れる経緯と酷似していた。次第に現実とゲームの世界が交錯し始める。二人の行動がゲームに反映されていたのだった。ゲーム内の透と真理も、自身の意識でゲームを進めていく。ゲームには二人の心情までが妙に反映されており、不気味さを感じざるを得ない。それでも透は、ゲームを中断せずに進めることを決意する。

談話室には関西弁を話す社長さんとその夫人、OL3人組がいた。偶然にも透の苗字も、社長さんの苗字である“鎌井”と一致していた。さらに登場人物は増え、女の子「カマイ」やサングラスの男性「カマーイ」といった面々も加わります。皆が楽しく酔っ払い、実に愉快な夜を過ごす透たちは、心躍る瞬間を感じる。まさに鎌井達の夜!

「鎌井達の夜」完

なんだ、このゲーム?と驚きの声を上げつつ、一瞬ためらいながらも、透はゲームの電源を落とす。次々に透が電源を切り、それをみている透が、テレビの向こうにもう一人の透をみつけ、砂嵐になるのだった。

雪の迷路編

真理に中級者コースへ案内された透は途中で転倒して足を痛めてしまいました。もうおっちょこちょいなんだからー。運転ができなくなった透に代わって、真理がシュプールまで運転することになるわけですが、真理は運転スキルに自信がない様子で、透は心配になります。帰り道、車の前を何かが横切り、真理は慌ててハンドルを切ったのですが、車は横転してしまいます。

車に積んでいたハンドライト片手に、猛吹雪の中を2人は必死に歩き続けましたが、雪山で完全に迷ってしまいます。防寒具を身に着けていたにもかかわらず、寒さは厳しく、徐々に感覚が鈍っていきます。寒さと疲労が限界に近づいていた2人。しかし、遠くに一筋の明かりを見つけます。シュプールでした。救いを感じながら進む2人でしたが、シュプールの玄関には人が倒れていました。アルバイトの久保田が頭から血を流し、静かに息を引き取っている様子でした。

状況がわからないまま、透と真理はペンションの中に入ります。しかし、物音はせず、静寂がただただ広がっています。不安が胸に広がりる中、服を着替えるため、二人は2階へと向かいますが、廊下を進む途中で、再び誰かが倒れているのをみつけます。香山の奥さんでした。死んでいました。逃げ出したい衝動をグッと抑え、透と真理は小林夫婦の部屋へと足を進めます。しかし小林夫婦も命を落としていました。

透は真理を落ち着かせるため、自身の部屋へと戻りました。心の奥深くで悪夢であることを願いながら、鍵を確かめる手つきでドアを堅く施錠しました。しかし、そのとき、突如として女性の絶叫が。その悲痛な叫び声が繰り返され、一瞬の静寂が訪れた後、床を踏みしめる音が耳に響きます。その足音は確実に、透と真理のいる部屋へと近づいてきます。ロックされたドアノブが激しく動き出し、不規則なリズムで軽く叩かれました。そして乱暴に扉が叩かれます。雪山からの生還したはずの二人でしたが、悪夢はまだ終わりではなかったのです…。

扉を叩いたのはミステリー編の真犯人だと考えられます

Oの喜劇編

透と真理は難関コースに挑戦する。実は透はスキーの天才で、オリンピック出場も果たしていた。そんな透がスキーで事故る。

透と真理のはタクシーでペンション・シュプールへと戻った。19時を迎え、食堂に宿泊客が集まってきた。するとそこに参上したのは、超ミニのワンピースを身に着けた厚化粧の男だった!真理の「ホモ?」という声に反応し、その男は「ホモじゃなくて、オカマ。一緒にしないで」と言い放つのだった…。

シュプールは料理が美味しい。透がメインの肉料理は何肉かと尋ねると、みどりは真っ青になってキッチンへ消えた。みどりの様子が気になった透達は、みどりの後をつけた。地下へ進み、小林とみどりの悲鳴が聞こえてくる。透と真理は見てしまった。鬼の形相で包丁を握るオーナー小林の前にニワトリがいたのを!

ニワトリだったとわかった2人は食堂へと戻る。食後のコーヒーを楽しんで夕食を終え、宿泊客達で談話室に集まった。すると停電してしまう。小林が妻の今日子にロウソクを持ってくるように頼んだ。数分後、今日子がロウソクをもってきた。黒のボンテージ姿で、ロウソクだけではなくムチも持っていた。小林は「ロウソクだけでいい」と言った。今日子はどこかに姿を消した。

ペンションの2階から悲鳴が響き渡る!オカマがいない!オカマを探す!オカマ(田中)の部屋でオカマが倒れている!オカマは赤いハイヒールを履いていた。左手に小さな板切れを持っていた。その板切れには「オカマ、板、血、かまいたち」とダイイング・メッセージめいたものが書かれていた。

オカマがダイイング・メッセージを残して死んだ。透はとりあえず「この中に犯人がいる!!」みたいなことを考えて、関係者を談話室に集める。すると変な男を見つける。黒ずくめ、スキーマスク、血の付いた包丁という怪しすぎるその人物は『魚屋さんだ!』

魚屋さんのくだりは置いておいて、透は再び推理を始める。魚屋さんの様子がおかしい。ついに魚屋さんは「自分はバーテンだ」と言い出す。バーテンさんはオカマに恋をしていた。オカマが残したダイイング・メッセージは「お鎌、井た、ち、釜井達」らしい。バーテンさんの本名は鎌井達朗だという。

透は言った。「これまで解決しなかった事件の中で、もっとも難しく悲しい事件でした…。この事件は、おかまの…いや『Oの悲劇』と名付けたいと思います」

すべてが終わった、と思いきや、階段からオカマの声が聞こえる。オカマは生きていた。オカマは鎌井(元魚屋さん、バーテンさんとも)とぶつかって気絶しただけだった。見つめ合う鎌井とオカマ。オカマが「私はあなたにふさわしい女じゃないわ」と言うと、「おまえは女ではない」と突っ込むしかない。熱いキス。透は「これはOの喜劇だ」と思ったのだった。

暗号編

二階で窓ガラスの割れる音がしたので、一同はペンションを調べ、田中の部屋の前にやって来た。だが、田中の部屋は施錠されていた。オーナーの小林がマスターキーで鍵を開けたのだが、室内に田中はいないようだった。透は室内で血の付着したメモをみつける。

宝はシュプールの中にある。
1と3の間、
冥土へ向かう道の途中。
負け犬はされ。
車井戸かきしるから、
あの泥棒がうらやましい。
あなたに似た人をより早く、
たからのありかを探りだせ。

誰もがメモは宝の在り処を示していると考え、それぞれが宝探しを始める。しかし、お宝はみつからない。すると透が突然ひらめき、メモの謎を解いてみせる。宝があったのは「頭の上」だった。談話室にある鳩時計の中に小さな袋があり、そこには宝石と「おめでとう。謎を解いたようだな。宝は君のものだ」と書かれた紙が入っていた。

メモの謎を解くカギは縦読みだった。二行目を縦に読んでいくと『鳩時計の中』という文章が浮かんでくる。透はこのことに気付き、宝の在り処がわかったのだった。香山が宝石を譲ってほしいと言い出したが、紙には追伸があった。「追伸 ただしこれは全部ただのガラス玉です。総額350円也。あしからず 小林」。つまり、すべて小林が仕組んだことだった。

田中は小林に協力していた。小林は協力者の田中を呼びに行ったのだが…そこで、バラバラ死体を発見することになる。

チュンソフ党の陰謀編

『かまいたちの夜』の製作に携わった原作者が、ある秘密文書をカセットに忍び込ませることに成功しました。その文書には“恐ろしい陰謀を止めるため”の重要な情報がおさめられていました。この文書を書いたのは我孫子武丸(あびこ・たけまる)という名で知られる人物であり、彼が“かまいたちの夜”のほとんどのストーリーをチュンソフトの一室で書かされていたことも明らかにされました。しかし、プロジェクトが進むにつれ、彼はチュンソフトの真の姿と恐るべき陰謀に気付いたのです。

過去に発売された“弟切草”には、ゲームの中にサブリミナル効果が挿入されており、「日本を乗っ取り、洗脳された若者たちを熱狂的なチュンソフトの信者とし、最終的には日本全体を支配する」という凶悪な野望が秘められていました。我孫子武丸は、その陰謀を告発しようとしていた。そして、文の最後には、読者に対し「あなたがこの文を読んでいる今、無事に生き延びてくれることを祈っています。そして、陰謀を止めてくれることを願っています」と記されていたのでした。

不思議のペンション編

何故かペンションの名前が『クヌプル」になっている。最初は気のせいだと思っていた透も、ペンションの中に入って、小林やペンションの内装がまるで別世界のように変わっていることに気付き驚く。どうやら、このペンションは『不思議のペンション』という、身もふたもない名称の伝説があるらしい。透と真理は、地下室に眠ると言われる宝を求めて、不気味な迷宮を探索し始める。

最後の部屋で『迷宮くん』が登場する。業界初!意識を持った迷宮!らしい。よくわからないが、真理は何かを理解しているようだった。すると、迷宮くんが金色に輝く宝箱を2つも出現させる。太っ腹である。1つは『しあわせの箱』で、もう1つは『ふしあわせの箱』だという。そんなわけで、見事に『しあわせの箱』を選び出した真理だったが、中身には全く納得していない様子。迷宮くんはおまけをくれた。「しおりを金色に変えればCDドラマが聞ける」

真理の探偵物語編

四年前にとあるペンションで起きた殺人事件を解決した真理は大学卒業後、探偵事務所を開いていた。透は助手である。推理小説のような事件を…、と真理は考えていた。真理も透もペンションの事件でテレビに出演し、そこそこ有名になったのだが、真理が望むような仕事は皆無だった。そんな折に、楠木警部補が事務所に現れる。事件の相談にやって来たのだった。

被害者は五十嵐鉄雄(いがらし・てつお)42才。コンピュータソフトの開発販売会社の社長で自宅で殺害されたらしい。事件は月曜日に発覚した。11時に出社するはずの被害者が昼過ぎになっても姿をみせず、電話にも出なかったので、心配した社員が被害者のマンションへ向かった。玄関のドアは施錠され、応答はなかった。被害者の部屋は1階だったので、フェンスを乗り越えて窓から様子を確認したところ、パジャマ姿で倒れている被害者を発見。窓にも鍵がかかっていたので、通報し管理人の合鍵で部屋に入った。

部屋の鍵が紛失していることから、どうやら犯人が被害者の鍵を使って施錠し、そのまま逃走したと考えられる。死因は絞殺で、被害者はネクタイで首を絞められていた。凶器のネクタイは被害者自身の所有物だった。死亡推定時刻は前日の日曜日の午前9時から12時までの間ということがわかっている。

容疑者は次の四名に絞り込まれている。まず中島聡(なかじま・さとし)という男性。被害者はプログラマーで、ブラウザを開発し成功していたのだが、そのブラウザを作ったのは中島だったらしく、中島と被害者は裁判で争っている最中だった。33才、独身、身長165cm、体重83kg。死亡推定時刻である日曜日の朝は家にいて、午前10時過ぎから昼過ぎまで、中島は母親と一緒だった。なお、中島の自宅から被害者の家までは40分程度で移動できる。

二人目の容疑者が今村愛美(いまむら・あいみ)である。今村は容疑者の一人である中島の元婚約者だった。もともと今村は被害者に言い寄られていた。そして、被害者の成功を機に付き合い始めることになる。婚約者の中島は今村の浮気に気付き婚約を解消。今村は被害者にも捨てられていた。28才、独身、身長168cm、体重58kg。左手の中指に野崎の婚約指輪。日曜日の朝はショッピングをしていた。午前10時30分から夕方までは友人と一緒だった。なお、デパートから被害者の家までは1時間ほどで移動できる。

三人目は被害者の妻・徳子(とくこ)。愛人・今村に気付き、包丁で被害者を襲った過去がある。このときの騒動は軽い怪我で済んだため、警察沙汰にはなっていない。以降、徳子は娘と共に徳子の実家で暮らしている。38才、既婚、身長155cm、体重43kg。日曜日の朝は自宅におり、午前11時過ぎに娘が出掛けている。凶器のネクタイは娘のプレゼントで午前10時に着くように宅配便で送った。

四人目は野崎和也(のざき・かずや)。被害者が経営する会社の元社員で、彼は会社の金を使い込んでいた。解雇され、妻にも逃げられたという。野崎は被害者を恨んでおり、電話で「殺してやる」と話したこともある。41才、独身(離婚歴あり)、身長171cm、体重65kg。日曜日は寝てた。

楠木の話が終わり、透は頭を抱えていた。ところが、真理には真犯人がわかっていた。

犯人は五十嵐徳子だった。凶器のネクタイが届いたのが午前10時ならば、死亡推定時刻から犯行時刻は午前10時から12時に絞り込まれる。野崎は午前10時以降、母親と一緒だったので犯行は不可能。今村愛美も午前10時30分以降は友人と一緒だったので、犯行現場とデパートの移動時間を考えると犯人ではありえない。つまり、野崎と今村は容疑者から外れる。

残るは徳子と野崎である。野崎にはアリバイらしきものがないが、被害者がパジャマ姿だったという点から、野崎が犯人ではないことがわかる。パジャマで迎えるのは妻の徳子しかいない。すなわち犯人は五十嵐徳子である。

ちょっとエッチなかまいたちの夜

0時消灯。OL達がシャワーを浴びるということで、透は興奮する。真理と結ばれたい透は、夜更けに真理の部屋へと向かう。すると目の前にバスタオル姿の真理が!と思って飛びついたらOL三人組の一人・北野啓子だった。

北野啓子は透を誘いに来たという。透はOL三人組の部屋へ。ネグリジェ姿の可奈子とパジャマ姿の亜紀がいる!まさか4人で!?と思っていたら、壊れたシャワーの修理をやらされただけだった。

透はシャワーを直した。自分の部屋に戻った。すると、なぜか可奈子がいた!「私の体をなおして欲しい」とささやく可奈子!今度こそ!と思ったらマッサージだった。可奈子は自分の部屋に戻った。

透は真理への〇這いを決意した。真理の部屋に入り、真理に近づき、真理の体に触れた。ちょっと毛深いんだね。顔を見た。美樹本だった。透の猛烈なアプローチに美樹本は戸惑っていたが、実は美樹本は透を気に入っていた…。

ちょうどその頃、真理は透を待っていた。すると、どこからともなく透の悲鳴が聞こえた気がした。透も疲れているのね。真理は眠りについた。 

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