伊勢志摩ミステリー案内 偽りの黒真珠は伊勢志摩を舞台にしたミステリーで、ファミコン風のレトロなグラフィックと音楽、丁寧に作り込まれたストーリーなどが特徴のアドベンチャーゲームです。このページでは、あらすじとネタバレをまとめています。
あらすじ
東京・上野公園で浮浪者の遺体が発見される。遺留品の黒真珠から、伊勢志摩の真珠業者に事件の関与の疑いがかかる。主人公の刑事とその部下は、伊勢志摩へと向かい、浜宮真珠の社長、浜宮咲子とその娘である珠海、ルポライターの西沢こういち、そしてレビジューという真珠会社の社長である黒岩など、様々な人物から事情を聴き捜査を進める。
真相(ネタバレ注意)
捜査を進めるうちに、過去の事件が今回の事件に繋がっていることが判明します。それは、浜宮真珠が開発した〈蒼月〉という真珠の権利を、レビジューが不正な手段で奪ったというものでした。そして、最初の被害者である柏木は、かつて浜宮真珠で働いており、咲子との関係を疑われたことで会社を去ることになった人物でした。
連続殺人の犯人は、レビジューの顧問弁護士である佐伯あらたです。あらたは、柏木の息子で、浜宮真珠に復讐するため、事件を起こしていました。佐伯は、浜月レイジを殺害し、レビジューの幹部である田村を自殺に見せかけて殺害。さらに、黒岩を殺害し、咲子を追い詰めようとします。しかし、主人公たちの活躍により、佐伯の計画は阻止され、彼は逮捕されます。
登場人物
- 刑事(プレイヤー)
- 本作の主人公
- 作中では一切喋らない。スマホを持っておらず、ケンのスマホでセーブしたり、ゲームをしたりする(エンディングでスマホを購入する)
- 開明寺ケン
- 主人公の部下。もう一人の主人公とも言える存在
- 美人な女性に弱く、食いしん坊で、臆病な一面もある。正義感が強く、熱血漢。
- 浜宮咲子
- 真珠工房・浜宮真珠の社長
- 本作の物語の発端となる事件に深く関わっている。過去に、柏木との関係を疑われたことで、柏木が会社を去る原因を作ってしまう。蒼月という真珠を開発していたが…レビジューに権利と技術を奪われてしまう。自分の気持ちを偽って新たな黒真珠・ツクヨミを開発
- 浜宮珠海
- 咲子の娘。大学生
- ジュエリーデザイナーを目指している。物語終盤で佐伯に誘拐されるが、無事に助け出される
- 西沢こういち
- 自称正義のルポライター
- 過去に、娘のカナがいじめ自殺事件に巻き込まれた際、事件を追及したことで圧力をかけられ、一家離散状態となる。本作の事件にも興味を示し、主人公たちに協力。エピローグでは、真田の悪事を暴き、失脚させることに成功している
- 西沢カナ
- こういちの娘。珠海の友人。専門学校生
- 過去のいじめ事件が原因で、父親とは疎遠だったが、事件解決を機に仲直りする
- 佐伯あらた
- 【真犯人】レビジューの顧問弁護士
- 柏木の息子。レビジューを利用し、家族を離散させた浜宮真珠への復讐を計画していた。浜月レイジ、田村、黒岩を殺害し、咲子を追い詰めようとするが、最終的に逮捕される
- 黒岩けんご
- 真珠業界大手・レビジューの社長
- 高圧的な態度で、主人公たちとも敵対する。田村と組み、浜宮真珠から蒼月を奪い、会社を躍進させる。柏木を殺害するが、佐伯に殺害される
- 田村のぶゆき
- レビジューの幹部
- 元々は浜宮真珠で働いていたが、裏切ってレビジューへ。黒岩と共に柏木を殺害するが、佐伯に殺害される
- 浜月レイジ
- 浜月真珠の息子
- 蒼月の偽物を制作し、売りさばいていました。佐伯の正体に気づき、ゆすりを行なうが、佐伯に殺害される
- 真田よしろう
- レビジューのバックボーン
- 権力を使って、レビジューの悪事を隠蔽しようとする。過去に、いじめ事件を追っていた西沢こういちに圧力をかけていた人物。エピローグで、こういちの調査により過去の罪が暴かれ失脚
- 柏木
- 浜宮真珠の元従業員。佐伯の父親
- 今回の事件の、最初の犠牲者ともいえる人物。真珠について、作中で一番の技術力を保有し、かつて浜宮真珠で働いていたが、咲子との関係を疑われたため、浜宮真珠を去っている。黒岩、田村に殺害されてしまう
- 蛇川たけふみ
西沢カナのストーカー(メインの事件とは直接関係がない人物) - きたむらエリ
スナックのママ。咲子とよく似ているが、特に関係はない - 村浜タケ
真田家の使用人。真田のアリバイを証言する
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