HERO Season1 第3話『恋という名の犯罪』について、あらすじや真相などをまとめています。久利生や雨宮達の行きつけのお店で男性が女性を切りつけるという傷害事件が発生。女性に結婚詐欺の疑いがかかります。
項目 | 内容 |
---|---|
シーズン | 1 |
エピソード | 3 |
長さ | 48分 |
放送日 | 2001年1月22日(月) |
脚本 | 福田靖 |
あらすじ
久利生、江上、雨宮がいつもバーで飲食を楽しんでいると、男が騒ぎ出して女性を切りつける。男は久利生によって取り押さえられ、翌日、傷害事件の被疑者として久利生検事の取り調べを受けることになる。
男の名前は宮川雅史(みやがわ・まさし)。話によれば、切りつけた相手の女性と交際していたらしい。「生まれ変わっても一緒になろうね」などといわれて本気になり、結婚するつもりでいたのだが、バーで突然別れを切り出されたという。そういった事情があって宮川はキッチンナイフで女性に傷を負わせていた。
被害者の女性は島野紗江子(しまの・さえこ)という料理研究家で、宮川とは料理教室で知り合っていた。紗江子の過去を調べると、何度か金に関する被害届を提出されており、結婚詐欺の疑惑が浮上する。しかし、結婚詐欺は立証が難しかった…。
事件概要
宮川が島野に怪我を負わせたのは疑いようのない事実といえそうです。この傷害事件について、島野は宮川を告訴しようとしています。
一方で久利生検事は宮川に島野を結婚詐欺で逆告訴させています。結婚詐欺が疑われる事実はいくつか手に入りますが、いずれも決定的ではありません。
- 島野紗江子と宮川雅史は半年ほど前から付き合っていた
宮川は結婚するつもりだったが、島野にその気はなかった。盛り上がって「生まれ変わっても一緒になろうね」と言ったらしい - 結婚詐欺を疑われた島野だが、詐欺に関する被害届はいずれも取り下げられている
- 被害届を提出した男性二人(鴨井修治、淵野辺卓)は島野と結婚するつもりだった
- 男性は二人ともエプロン姿で手料理を振舞われた後、「生まれ変わっても一緒になろうね」といわれている
(結婚を約束したわけではない) - 鴨井は150万円を仕事のための資金援助として、淵野辺は200万円を雑誌に料理教室の広告を載せるための資金として島野に渡している
- 鴨井が被害届けを取り下げたのは弁護士に婚約の証明ができないと言われたから
婚約指輪を渡したり、式場を予約したりはしていないが、150万も渡したし、モデルルームを見学に行っている - 淵野辺は「私達の子供は可愛いだろうね」と言われている
淵野辺の父親の葬式で島野は親族席に座っていた - 島野のアシスタントが知っているだけでも、島野と交際していた男性を10人いる
- 島野は金を借りたと主張している。所得にならないため、税金はかからない
- 宮川も島野に120万円を渡している
- 島野は二宮という男性からお金を受け取ったあと、淵野辺とモデルルームに行っている
(お金を出したからといって結婚を約束したわけではない) - 島野の相手の中にはサラ金に手を出した人もいる
(島野は恋愛をしていただけで、サラ金から金を借りるように仕向けたわけではない)
ネタバレ
島野を結婚詐欺で逆告訴した久利生検事でしたが、取り下げることになります。久利生の尋問に対して島野は「お金を貰ったときは本気だったが、その後、重たいと感じてしまい、恋愛感情は冷めてしまった」といって、詐欺を否定します。
結婚詐欺の件で大敗した久利生でしたが、久利生の負けが確定したあと島野は宮川の告訴を取り下げます。勝ち目がない結婚詐欺で島野を告訴したのは、宮川の告訴を取り下げさせるためだったようです。島野は久利生に「本当に人を愛したことがあるのか?」と問われ、さらに、雨宮には「人間味がない」と言われています。この言葉が島野の心を動かしたのかもしれません。
招待状の行方
フランス大使館で開かれるパーティーの招待状は牛丸部長検事から江上検事に渡されますが、女性(パートナー)同伴が条件でした。江上は雨宮を誘いますがバッチリ断られ、招待状は芝山検事に渡ります。芝山検事は中村検事をそれとなーく誘おうとしますが失敗。招待状は遠藤事務官の手に渡ります。
遠藤事務官は合コンで知り合ったと思しき女の子を誘いますが、ことごとく断られ、招待状は末次事務官が手に入れます。末次事務官は別れた女房を誘ったようですが、これまた断られ、最終的に招待状は久利生検事に手元に回ってきます。久利生検事は雨宮を誘おうとしたようですが、雨宮に招待状を渡して江上検事を誘うよう勧めます。結局、一番最初に戻ったわけです。
感想
中村美鈴(なかむら・みすず)検事が大活躍(?)していました。リンゴむいただけなのに!どうしてこんなにまずそうなんだろうか!?ということで、りんごネタがとても笑えました。
美鈴さんのリンゴ剥き

(c) フジテレビ/共同テレビ
コメント