東野圭吾さんの大人気『ガリレオシリーズ』の読む順番と作品の一覧です。単行本版と文庫版の違いなども紹介しています。ミステリー要素としては基本的にどこから読んでも楽しめると思いますが、刊行順に読んでいくのがオススメです!
順番
ガリレオシリーズの小説は主に10作品あり、うち長編が6作品、短編が4作品となっています。なお、2022年に刊行された『ガリレオの事件簿』は中学生などを対象にしたジュニア版で、既存の作品を改変した(十代前半の読者向けに書き換えた)内容となっています。
*文庫の刊行日
順番 | 刊行 | タイトル | あらすじ | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 1998/05 | 探偵ガリレオ | – | 短編集 |
2 | 2000/06 | 予知夢 | – | 短編集 |
3 | 2005/08 | 容疑者Xの献身 | – | 長編 |
4 | 2008/10 | ガリレオの苦悩 | – | 短編集 |
5 | 2008/10 | 聖女の救済 | – | 長編 |
6 | 2011/06 | 真夏の方程式 | – | 長編 |
7 | 2013/05* | 虚像の道化師 | – | 短編集 |
8 | 2015/06* | 禁断の魔術 | – | 長編 |
9 | 2018/10 | 沈黙のパレード | – | 長編 |
10 | 2021/09 | 透明な螺旋 | あらすじ | 長編 |
単行本と文庫の収録作品について
「虚像の道化師」と「禁断の魔術」は、単行本と文庫で収録作品が異なっています。つまり、「虚像の道化師(単行本)」と「虚像の道化師(文庫本)」、「禁断の魔術(単行本)」と「禁断の魔術(文庫本)」で内容が異なっています。いろいろと細かな違いがあるわけですが、結局のところ、文庫本で読んでおけばOKです。
猛射つ
もしも、どちらも文庫を選んだ場合は短編「猛射つ」を読まないことになります。「禁断の魔術(文庫)」は「猛射つ」を長編化した作品となっています。そのため、すべて文庫版で読んだとしても、エピソード自体が抜けてしまうことはありません。どうしても短編版の「猛射つ」を読みたい場合は、単行本の「禁断の魔術 ガリレオ8」を読む必要があります。
「禁断の魔術(単行本)」は短編集となっており、「透視す」「曲球る」「念波る」などが収録されています。これらのエピソードは文庫の「虚像の道化師」に収録されています。収録作品は下記の通りです。
No. | タイトル | 単行本 | 文庫 |
---|---|---|---|
1 | 幻惑す | 〇 | 〇 |
2 | 心聴る | 〇 | 〇 |
3 | 偽装う | 〇 | 〇 |
4 | 演技る | 〇 | 〇 |
5 | 透視す | ― | 〇 |
6 | 曲球る | ― | 〇 |
7 | 念波る | ― | 〇 |
最新作
ガリレオシリーズ最新作は『透明な螺旋』です。こちらの作品は2024年9月に文庫化されていますが、まだ映像化されていません。
シリーズ第十弾。最新長編。今、明かされる「ガリレオの真実」。
房総沖で男性の銃殺遺体が見つかった。失踪した恋人の行方をたどると、関係者として天才物理学者の名が浮上した。警視庁の刑事・草薙は、横須賀の両親のもとで過ごす湯川学を訪ねる。愛する人を守ることは罪なのか?ガリレオシリーズ最大の秘密が明かされる。
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