3話
テストケースNo.7若槻真帆(わかつき・まほ)。有名な大学の学生。真帆の所属するテニスサークルのグループチャットに真帆のアカウントで「復讐してやる」と書き込まれ、さらに真帆はニトログリセリンも購入していました。ミハンシステムは真帆を危険人物としますが、真帆は1年前に自殺未遂を起こしたため、昏睡状態でした。1週間前に容態が悪化していますが、意識を取り戻したことはありません。真帆が復讐のために生霊となった…、みたいなオカルトチックな展開は登場しませんね。
このケースでは主に小田切がいろいろと潜入します。真帆の所持品を調べている最中に父親と鉢合わせしていますが、うまくかわしています。むしろ、取り入ることに成功してます。
テニサー
真帆はテニスサークルに所属していたらしく、サークルはイケメン学生起業家の湯川司(ゆかわ・つかさ)が代表らしいです。家柄も良い感じで評判上々の湯川はおされなレストランも経営しています。そのレストランには学生たちが集まってくるとのこと。山内や小田切が聞き込みをすると、真帆の一件はいろいろと噂になっていました。
真帆の飛び降り自殺に関わっていそうな人物として、同じサークルメンバーの阿部広樹(あべ・ひろき)の名前が挙がります。阿部は真帆が自殺を図る直前に、真帆の自宅に押し掛け、その姿を真帆の父親に目撃されていました。阿部は真帆の事件後、サークルには顔を出していないそうです。
ネタバレ
真帆が自殺したのは、湯川とその仲間に性的な暴行を受けたからでした。湯川は暴行事件を何度か起こしていましたが、その都度、父親が弁護士を雇ってうまく処理させていました。
真帆のスマホを使ってメッセージを書き込んだり、爆弾の材料を購入したりしていたのは、大谷昌大(おおたに・まさひろ)でした。えっ誰!?という感じかもしれませんが、大谷は真帆のリハビリ担当です。井沢が大学職員のふりをして病室に忍び込んだ時、ちょうどリハビリをしていたのが大谷でした。
大谷は真帆に恋をしていました。片思いとか心に秘めた思いとか、そういう可愛らしいものでは全くなく、意識のない真帆の手を握って勝手に受け入れられたと勘違いしていました。笑えない変態です。大谷の自宅には寝たきりの真帆の盗撮写真が壁や床にビッシリ張り出されているという。
真帆の急変がきっかけで、大谷は自殺に追い込んだ人物を殺そうとします。大谷は真帆のことをよく知らなかったので、とりあえずグループメッセージに復讐の旨を書き込みます。すると、焦った湯川が病室に参上します。大谷は誰が自殺の原因なのかを知ることになるわけです。
大谷は湯川を爆弾でぶっ飛ばすつもりだったらしいです。現場に居合わせた小田切も大谷に捕まってしまい、爆死させられそうになってしまいますが、山内と田村が駆け付け、田村が爆弾を解除します。田村さん、実は爆弾処理班にもいたそうです(笑)
- 小田切は過去に性的な暴行を受けた経験がある
- 未犯のメンバーは凄惨な事件の被害者になっている
結末
湯川は薬を飲ませて小田切にも暴行しようとしていました。山内が現れたため未遂で終わったわけですが、結局、湯川は自首しません。しかも証拠がなくて逮捕できない様子です。ところが、サイレンサー付きの拳銃を額に押し付けられて…、ただし、死んだのかどうかはわかりません。
コメント