世界の密室ミステリーベスト10は密室をテーマにした推理小説のランキングです。2014年にイギリスの新聞に掲載された密室ミステリーのランキングで、日本の推理作家である島田荘司氏の作品もランクインしています!
TOP3
TOP3にランクインした作品のあらすじです。
三つの棺
ロンドンの冬、グリモー教授のもとに仮面の男が訪ねてくる。教授と男は書斎へ入り、しばらくして銃声が響く。居合わせたフェル博士達がドアを破って部屋に入ると、そこには瀕死の教授が絨毯の上に倒れていたのだが、部屋に入ったはずの男は完全に姿を消していた…。
占星術殺人事件
密室で画家が殺された。その画家は「六人の処女の肉体から完璧な女・アゾート」を創ろうとしていたらしい。画家の死後、肉体の一部がなくなった女性の死体が日本各地でみつかる…
七番目の仮説
「ペストだ!」その一言に下宿屋の老夫婦は戦慄した。異様な恰好の三人の医者が病に苦しむ下宿人の青年を囲んでいる。青年が担架で運び出されようとしたとき、その青年は完全に消え失せてしまう…
ランキング
2014年発表で、幅広い年代の作品が選ばれています。アガサ・クリスティーやエラリー・クイーンが活躍した時代(推理小説の黄金時代と呼ばれたりします)の作品や島田荘司やポール・アルテなどの作品もランクインしています。
順位 | タイトル | 作者 | 評価 | 発表年 | 記事リンク |
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1位 | 三つの棺 | ジョン・ディクスン・カー | 1935年 | – | |
2位 | 占星術殺人事件 | 島田荘司 | 1981年 | あらすじ | |
3位 | 七番目の仮説 | ポール・アルテ | 1991年 | あらすじ | |
4位 | 帝王死す | エラリー・クイーン | 1955年 | – | |
5位 | 黄色い部屋の秘密 | ガストン・ルルー | 1907年 | – | |
6位 | ビッグ・ボウの殺人 | イズレイル・ザングウィル | 1892年 | – | |
7位 | 自宅にて急逝 | クリスチアナ・ブランド | 1946年 | – | |
8位 | そして誰もいなくなった | アガサ・クリスティー | 1939年 | あらすじ | |
9位 | 連続自殺事件 | ジョン・ディクスン・カー | 1941年 | – | |
10位 | 月長石 | ウィルキー・コリンズ | 1868年 | – |
個人的なオススメ
ミステリーをあまり読んでいない方はとりあえず『そして誰もいなくなった』がオススメです。密室というよりはクローズド・サークルですが、謎解きありサスペンスありで、いろいろと楽しめます。
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