2023年9月9日に放送された『ミステリと言う勿れ特別編』について、ここでは、タイムカプセル編のあらすじや真相などをご紹介しています。特別編はドラマ1話と原作漫画のタイムカプセル編をまとめたエピソードとなっています。
登場人物(キャスト)
主な登場人物とキャストについてまとめます。
役名 | キャスト | 説明 |
---|---|---|
久能整 くのう・ととのう |
菅田将暉 | アフロの大学生 |
相良レン さがら・れん |
志尊淳 | 久能と同じゼミの学生 |
坂巻洋子 さかまき・ようこ |
篠原涼子 南琴奈 |
バイトの主催者 ※高校生時代は南琴奈 |
桐江 きりえ |
塚地武雅 | 坂巻洋子の秘書 |
あらすじ
久能整は、同じ大学に通う相良レンから、日給1万円のバイトに誘われる。バイト内容は不明。整は不審に思いつつも、レンのコミュ力?の高さに押され、バイトを引き受けることになる。バイト会場は東京の邸宅で、外観は旧函館区の公会堂にそっくりだった。どうやら、持ち主が公会堂に似せて作ったらしい。邸宅は以前、学校としても使用されていたのだが、今は廃校になっているという。
整とレンは、他のバイト達と一緒に、教室へと案内される。そこに邸宅の管理人を名乗る坂巻洋子というご婦人が現れ、バイトの説明が始まる。バイトの内容はある文章を読んで、感想を書くという簡単なものだった。事前に、何もしなくても1万円は支払われるという説明があったため、多くの学生は、すぐにその場から立ち去っていく。しかし、整とレンは、その場に残って真面目にバイトに取り組んだ。他に残った学生もおり、数名が回答を提出することになる。
レンは日誌の日付、曜日、天気などに注目し、書かれた日が2000年であることを突き止める。さらに、各文章の頭の文字をつなげると意味の通じる文になることや、文章中の情景、気分などから色が示唆されていることなども判明する。
どうやらこの日誌は、管理人である坂巻の夫が書いたものらしかった。夫も坂巻洋子も、公会堂にそっくりなこの廃校に通っており、30年ほど前に、卒業記念でタイムカプセルを埋めたという。しかし、夫が若年性の認知症になってしまい、在り処がわからなくなってしまった。バイトの本当の目的は、このタイムカプセルを探し出すことにあったのだった。
事件概要
場所がわからなくなってしまったタイムカプセルを探すというストーリーです。悠長にしている暇はなく、タイムカプセル探しにはタイムリミットがあるという状況になります。手掛かりは、坂巻さんが残したという日誌やタイムカプセルを埋めた当時の間取り図と、邸宅(校舎)の写真などです。
レンはマンホールに注目しますが、マンホールを切り絵風にデザインした秘書の桐江から、マンホール周辺には何もなかったと言われてしまいます。一方、整は坂巻洋子と出くわし質問を投げかけますが、返事は返ってきません。
時間が迫る中、整が桐江に、本当のことを話して、と投げかけ、ついに桐江が真相を語り始めます。
ネタバレ
認知症になっていたのは坂巻洋子でした。そして、坂巻の夫というのは秘書の桐江で、名前は坂巻行人でした。坂巻行人は妻のために、洋子が埋めたタイムカプセルを探していました。
タイムカプセルの行方
タイムカプセルは旧函館区公会堂に埋まっています。具体的な場所は、マンホールのデザインの元になった切り絵を、暗号文(天・天、など)の指示通りに間取り図に重ねることによって明らかになります。切り絵を重ねると、一か所だけ、黒く塗りつぶされない場所があり、それがタイムカプセルの埋まっている場所です。しかし、廃校の方には何もなく、函館の方に埋まっています。
タイムカプセルの中には、当時の坂巻洋子が初恋の人に書いた恋文が入っていました。その相手というのは、今の夫である行人のことでした。
感想
怪しすぎるバイトでしたが、ハラハラドキドキするような展開はなく、最後は泣けるお話になっていました。妻の恋心をタイムカプセルで知るなんて、一度は経験してみたいものです。
このエピソードには、被害者らしき人物が全く登場しませんでしたが、これは「ミステリと言う勿れ」では珍しいです。なお、原作漫画は「episode15 失われた時を重ねて」というタイトルで11巻に収録されています。
ドラマについて
ドラマの内容(久能が殺人容疑で事情聴取を受けるエピソードなど)については、下記の記事にまとめています。
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